prologue
[1]後書き [2]次話
旧暦の終わりの年
大地の果てに位置している巨大な城塞都市にて一人の王がこの世を去り、暦が新暦と改められた。
旧暦の終わりごろに突如として出現したその城塞都市は魔の国であり、その王は「魔王」と呼ばれ各国の人民に恐れられていた。
各国首脳陣は秘密会合を重ねて「魔王国」への攻撃を画策、すぐさま連合軍が組織され攻撃が開始された。
しかし魔王軍は精強にして屈強なる士気の高い軍隊、寄せ集めの烏合の衆とは勝負にもならなかった。
魔王軍との戦闘が進むにつれ学者たちは一つの説を唱え出す。彼らによると多くの御伽噺には魔王に対抗できるのは常人離れした力を持つ勇者とその少数の配下のみと記され、一種の特殊部隊が望まれた。
そして各国の魔法研究者達が世界一清らかな魔が棲む聖霊山にて極秘裏に召喚を行った。
果たして召喚された勇者は各国にて仲間を集めてこれを統率し見事魔王を打倒した!
その後勇者は各国の記念祝典に出席しバージニア国にて見初めた王女と交際、その後婚姻し多くの子をもうけた。
しかし勇者も人間であった。
新暦72年、バージニア国国王及び勇者ヤマダタロウは老衰により死去。
勇者が自身の後継を決定していなかったためバージニア国内に置いて政争が勃発、勇者の第一子が暫定の王となるが、その地位は危うく宙に浮いておりいつクーデタが起こっても不思議ではなかった。
[1]後書き [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ