天狼島編
ベストパートナー
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「それにこっちのジュビア、なんかかわいいんだもん」
「リサーナさん・・・」
「決定ね!」
「まさか、この子もグレイ様を狙って・・・」
「どんだけ歪んでるのよ!!」
ジュビアさんはリサーナさんを新たな恋敵と勘違いしていますね。こんな二人のペアで大丈夫なのかな?
「ちょっと待てよリサーナ!! それじゃあ俺のパートナーがいねぇじゃねぇか!!」
「そう?さっきから熱い視線を送ってる人がいるわよ?」
「あ?」
リサーナさんがジュビアさんのパートナーになったことにエルフマンさんは号泣していた。だけど、リサーナさんに言われてエルフマンさんは視線の主を見る。
「エバーグリーン・・・」
「フリードが、パートナーにビッグスローを選んだことでむくれてるみたいね」
雷神衆の中で、一人だけ余ったんですね。三人でチームを組んでると、そういうこともあるんですね。
「じ〜〜」
「てか、熱いってより、石にされそうな視線じゃねぇか?」
エルフマンさん、顔真っ青ですけど、大丈夫ですか?
「シリルはどうすんだ?」
グレイさんが俺に話を振る。そりゃあもちろん!
「俺のパートナーはう・・・」
グイグイ
「ん?」
突然、シャルルが俺のズボンを引っ張る。どうした?
「ちょっと待ってくださいね。どうしたの?」
俺はしゃがんでシャルルと目線を合わせる。シャルルは少し暗い顔をしている。
「今回の試験・・・ウェンディは誘わないでくれないかしら・・・できれば、あんたにも辞退してほしいわ」
「え?なんで?」
突然そんなこと言われてもなぁ・・・俺も興味あるし。
「今回の試験・・・嫌な予感がするの・・・予知で見た映像が、すごい嫌な感じなの」
予知って・・・昨日のあれか。一体どんな映像が見えたんだ?
シャルルside
「具体的にはどんなのがあったの?」
シリルは私の目を見て質問する。本当は、シリルが血まみれだったのと・・・あの赤髪の男のことを言った方がいいんだけど・・・あんな姿のシリルのことを口に出すのは嫌だわ。
「ウェンディが・・・なぜかわからないけど、泣き叫んでいたのよ」
「!?ウェンディが?」
シリルは私に言われて驚愕の表情に変わる。だけど、すぐに真面目な顔になる。
「だったら、ウェンディを誘わないと問題ないんだな?」
「え?」
そりゃあ・・・ウェンディが天狼島にいなかったら、あの未来は起こるわけがないんだけど・・・でも、
「ダメよ!!危険すぎるから!!」
「お願い!!俺もすごいこの試験を受けてみたいんだ!!」
シリルは私が止めるのを聞き入れずに、手を合わせてお願いしてくる。
「お願い!!シャルルさ〜ん!!セシリーを
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