天狼島編
ベストパートナー
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しかしすごいハードですね。
エルザさんやミラさんを倒さないといけないなんて・・・無理っぽいなぁ・・・
俺たちは、ナツさんたちと一緒のテーブルに座って話している。
「今年はえらくハードルが高けぇなぁ・・・」
「意外ねぇ、あんたたちみんな初挑戦なんて」
「俺は燃えてきた!!絶対S級になってやるー!!」
「うあーー!!漢エルフマン!S級への道が遠ざかる!!」
グレイさんとエルフマンさんは愚痴をこぼしらナツさんは炎を吐きながら叫ぶ。ナツさんはいつも元気ですね。
「大変そうだね」
「そうじゃなくて大変なんだよ・・・」
ウェンディに俺が言う。ただでさえ合格者一人ってことで難しいのに、相手がS級魔導士組とはね。勝てる気がしない。
「みんな頑張ってね」
「そういえばみんな、もうパートナーは決まってるの?」
ルーシィさんが俺たちに質問する。パートナーか・・・まぁ、ウェンディしかいないけどね。
「俺はもちろんハッピーだ」
「あい!!」
ナツさんのパートナーはやっぱりハッピーなんだ。コンビネーション最高だもんね。
「ハッピーはずりぃだろ!?もし試験内容がレースだったら、空飛べるなんて勝負にならねぇ!」
「別にいいんじゃない?」
「パートナーの条件には反してませんしね」
エルフマンさんはハッピーをパートナーにするのはずるいって言うけど、エルザさんの言ってた条件には合ってるから問題ないでしょ?
「俺も困らねぇよ。戦闘になったら、困るだけだしな」
「ひどいこと言うねグレイ・・・」
グレイさんは腕を組みながら言う。でもナツさんなら、一人でも勝てそうな気がするけど。
「オイラは、絶対ナツをS級魔導士にするんだ!!」
「こればかりは、仲間と言えど絶対ゆずれねぇ!!」
「てなわけで」
「こうしちゃいらんねぇ!!修行だーー!!」
「あいさー!!」
二人はそういってギルドから飛び出していく。一週間の修行って何する気なのかな?参考までに聞きたい・・・
「ふ〜ん・・・私がいない二年の間に、ナツがS級の試験に参加するようになってるなんてねぇ・・・」
リサーナさんはギルドの出入り口の方を見ながらしみじみと言う。ルーシィさんがリサーナさんを見ていると、その視線に気づいたリサーナさんはルーシィさんに語りかける。
「ナツはねぇ、一人前の魔導士になれば、イグニールに会えると思ってるの。この試験にかける思いも人一倍なんだろうね」
「そっか」
なるほどなぁ。それぞれの思いってのは、やっぱりあるんだ。
「あの・・・ジュビアはこの試験を辞退したい・・・」
「え!?なんで!?」
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