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FAIRY TAIL〜水の滅竜魔導士〜
天狼島編
ベストパートナー
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シャルルはそう言う。気のせいだったのかな?

シャルルside

何なの・・・今一瞬・・・
私は・・・今頭の中に、映像のような物が見えた・・・もしかして、予知?
一つは大きな樹が倒れていく映像・・・次にカナが空を見上げて泣き叫ぶ映像・・・ナツが怯えてながら涙を流している映像・・・傷だらけの誰かの手・・・血まみれで膝に手をついて、肩で大きく息をするシリル・・・何かに向かって泣きながら叫ぶウェンディ・・・

「!?」

次に・・・見たことのない二人の男の映像が、交互に見える。一人は黒髪の男・・・その男は、枯れた森の中に立っている。もう一人は、赤い髪の男・・・その男は、腕に水を纏い、ニヤリと微笑んでいる。
誰なの・・・こいつら・・・!?
ううん・・・それよりも・・・赤髪の男の水って・・・
私はウェンディと談笑しているシリルを見る。この水の魔法って・・・シリルの魔法?






















シリルside

「初めての者もおるからのぅ、ルールを説明しておく」

初めてって、たぶん俺とジュビアさんのことかな?ルール説明、助かります。

「選ばれた9人のみんなは、準備期間の一週間の間に、パートナーを一人決めてください」

「パートナー?」
「なるほど〜。絆も試されるんだね〜」

そういうことか・・・ただ強いだけじゃダメってことだな!!おお!!なんか勝機が見えてきた!!

「パートナー選択のルールは二つ。一つ、妖精の尻尾(フェアリーテイル)のメンバーであること。二つ、S級魔導士はパートナーにできない」
「なるほど・・・エルザさんたちとは組めないんだね」
「エルザさんと一緒なら、最強すぎるもんねぇ」

なんだ・・・エルザさんが俺を推してくれたなら、ペアを組んでくれるかな?とか思ったけど・・・浅はかでした。

「試験内容の詳細は天狼島についてから説明するが、今回も、エルザが貴様らの道を塞ぐ」
「「「「「「「「「「ええっ!?」」」」」」」」」」
「今回は、私もみんなの邪魔する係やりま〜す!」
「「「「「「「「「「ええっ!?」」」」」」」」」」

エルザさんとミラさんは俺たちの邪魔する係なの!?待てよ・・・つまりそれは・・・

「ブーブー言うな。S級魔導士になる奴は、みんな通ってきた道だ」
「ちょ・・・ちょっと待てよ・・・」
「まさか!?」
「ギルダーツも参加するのか!?」
「嬉しがるな!!」

やっぱり!!ギルダーツさんも俺たちの邪魔するのか!?なんでナツさんは嬉しそうなんだ?

「選出された9名とそのパートナーは、一週間後に、ハルジオン港に集合じゃ。以上!!」

そういってその場はひとまずお開きとなった。
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