天狼島編
ベストパートナー
[5/11]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
シャルルはそう言う。気のせいだったのかな?
シャルルside
何なの・・・今一瞬・・・
私は・・・今頭の中に、映像のような物が見えた・・・もしかして、予知?
一つは大きな樹が倒れていく映像・・・次にカナが空を見上げて泣き叫ぶ映像・・・ナツが怯えてながら涙を流している映像・・・傷だらけの誰かの手・・・血まみれで膝に手をついて、肩で大きく息をするシリル・・・何かに向かって泣きながら叫ぶウェンディ・・・
「!?」
次に・・・見たことのない二人の男の映像が、交互に見える。一人は黒髪の男・・・その男は、枯れた森の中に立っている。もう一人は、赤い髪の男・・・その男は、腕に水を纏い、ニヤリと微笑んでいる。
誰なの・・・こいつら・・・!?
ううん・・・それよりも・・・赤髪の男の水って・・・
私はウェンディと談笑しているシリルを見る。この水の魔法って・・・シリルの魔法?
シリルside
「初めての者もおるからのぅ、ルールを説明しておく」
初めてって、たぶん俺とジュビアさんのことかな?ルール説明、助かります。
「選ばれた9人のみんなは、準備期間の一週間の間に、パートナーを一人決めてください」
「パートナー?」
「なるほど〜。絆も試されるんだね〜」
そういうことか・・・ただ強いだけじゃダメってことだな!!おお!!なんか勝機が見えてきた!!
「パートナー選択のルールは二つ。一つ、妖精の尻尾のメンバーであること。二つ、S級魔導士はパートナーにできない」
「なるほど・・・エルザさんたちとは組めないんだね」
「エルザさんと一緒なら、最強すぎるもんねぇ」
なんだ・・・エルザさんが俺を推してくれたなら、ペアを組んでくれるかな?とか思ったけど・・・浅はかでした。
「試験内容の詳細は天狼島についてから説明するが、今回も、エルザが貴様らの道を塞ぐ」
「「「「「「「「「「ええっ!?」」」」」」」」」」
「今回は、私もみんなの邪魔する係やりま〜す!」
「「「「「「「「「「ええっ!?」」」」」」」」」」
エルザさんとミラさんは俺たちの邪魔する係なの!?待てよ・・・つまりそれは・・・
「ブーブー言うな。S級魔導士になる奴は、みんな通ってきた道だ」
「ちょ・・・ちょっと待てよ・・・」
「まさか!?」
「ギルダーツも参加するのか!?」
「嬉しがるな!!」
やっぱり!!ギルダーツさんも俺たちの邪魔するのか!?なんでナツさんは嬉しそうなんだ?
「選出された9名とそのパートナーは、一週間後に、ハルジオン港に集合じゃ。以上!!」
そういってその場はひとまずお開きとなった。
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ