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FAIRY TAIL〜水の滅竜魔導士〜
天狼島編
ベストパートナー
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んでるけど。

「メスト・グライダー!!」
「メストだ!!」
「去年は惜しかったよなぁ」

メストさん?初めて見る人だな。どんな魔法使うんだろう?

「そして最後は・・・」

みんながマスターをじっと見る。誰かな?ガジルさんかな?

「シリル・アデナウアー!!」
「・・・?」

あれ?今俺呼ばれたような・・・幻聴?

「すごいシリル!!」
「シリルが選らばれた〜!!」

ウェンディとセシリーが盛り上がっているのを見て、ようやく俺は選ばれたことに実感が湧いてくる・・・湧いてくるけど・・・

「なぜに俺が選ばれた?」

なんでだ?なぜ俺が選ばれたんだ?なぞだ・・・

「そうか、このメンバーに選ばれたいから、みんな自分をアピールしてたのね」
「わぁ!!みんながんばれー!!シリルも頑張ってね!!」

ウェンディに笑顔で言われたからかな?なんだかやる気が出てきたぞ!!

「今回はこの中から合格者を一名だけとする」

一名だけ!?確率低っ!!

「試験は一週間後。各自体調を整えておけぇ」

一週間後だと・・・何か準備できるかな?お菓子とか?

「な・・・なぜ俺が入ってねぇんだ!?ジュビアも・・・ましてやガキまで入ってんのに・・・」
「お前の、ギルドでの立ち位置は聞いたぞ。信用されてないようだな」
「いやぁ、違う!!言えねぇけどそれはねぇ!!言いたくても言えねぇんだよ!!」
「エルザにだ」
「フフッ。まだ早い」
「クソー!!」

ガジルさんは悔しそうにしている。ということは・・・

「俺は信頼度が高いってことだよね?」
「でもこの中でシリルが一番弱くない〜?それって信頼だけでなんとかできるのかな?」

セシリーにそう言われる。た・・・確かに弱いけど・・・

「ううん。シリルはすごい期待されてるよ!特にエルザに!!」
「「え?」」

ルーシィさんにそう言われ、俺とセシリーは固まる。

「だってシリルは、六魔将軍(オラシオンセイス)のエンジェルと互角に戦えたし、ナツやグレイでも手も足も出なかったエドラスのシリルに勝っちゃったんでしょ?エルザスッゴい感心してたんだから!!」
「あう・・・」

確かにエンジェルとはなんとか戦えたけど・・・あの時は無我夢中だったし・・・エドシリルとの戦いも、あいつが勝手に自分で自分を見失って勝っただけだからなぁ・・・まぁ、いい経験になるだろうから嬉しいんだけど。

「まったくもう。相変わらず騒がしい・・・!?」

俺が一人で考えていると、シャルルの表情が楽しげな表情から一変、何かに驚いたような顔になる。どうした?

「どうしたの?シャルル」
「何かあったのか?」
「大丈夫〜?」
「べ・・・別に!大丈夫よ」

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