暁 〜小説投稿サイト〜
ダンジョンに英雄を求めるのは間違っているだろうか
冒険
[1/3]

[8]前話 前書き [1] 最後
迷宮都市オラリオ。ダンジョンと呼ばれる地下迷宮の上に築き上げられたこの街は様々な人がいる。
しかし、今、俺が仮にパーティを組んでいるベル・クラネルという少年ほど変わった人はいないだろう。

白髪に赤目、そしてその雰囲気から兎を、連想させる彼はダンジョンに出会いを求めているらしい。

最初にそれを聞いた時には、え?君、大丈夫?みたいな感じになったのだが、どうやら理由があるみたいで……。

どうやら育ての親が原因らしい。曰くハーレムだの、男のロマンだの、いろいろな事を吹き込まれたらしい。
まあ、俺もそんなのもありかなと思ってた時期があったが、今は全く目的が違う。
今は強くなることしか頭にない。
戦闘狂ではないからな?

ちなみにこういった情報は全て本人の口から聞いた。というか聞いたら答えてくれた。とても素直な少年だ。
俺の友人にそっくりだ。


さて、余談もここまでにして、絶賛、俺、ロイ・キャンベルとベル・クラネルは……。

「ヴヴオオオオォォォォォォッ?」
「ギャアアアああ!!!!!!!」
「な、なんでこんなところに牛さんが!?」

ミノタウロスに追いかけ回されています。

念願の冒険者に慣れたのが嬉しくてついつい五階層まで来てしまいました。
まあ、なんでこうなったか、説明します。




〜〜〜〜〜〜


「さて、ロイ。お前も今日から冒険者だな……」
「はい。オッタル兄さん」


迷宮都市『オラリオ』に存在するバベル。
その最上階で一人の青年とオラリオ最強の戦士が話をしていた。

「武器はどうする?必要な物があればアレンやへグニに調達させるが……?」
「アレンさんやへグニ兄さんに悪いですよ。その、武器は自分で調達したいんです。と言ってもさっき、オッタル兄さんから大剣を貸してもらったんですけどね…」


アレン・フローメル、職業は冒険者、性別:男、人種:猫人(キャットピープル)
ステイタスはLv.6。実力派冒険者。
二つ名は『女神の戦車(ヴァナ・フレイア)』。

俺にとっては雲の上の存在だ。
いつも俺に優しく接してくれて武術などを教えてくれている。

へグニ兄さんも、Lv.6の実力派冒険者だ。
黒い大剣でよく、訓練しているところを見かける。
へグニ兄さんには剣術を稽古してもらっている。

他にもヘディンさんや、ガリバー兄弟などという、実力派冒険者が沢山いる。


「じゃあ、俺、フレイヤ姉さんに挨拶して行ってきますね」
「ああ、気を付けて行ってこい。本当に大剣以外なにもいらないのか?」
「アハハ。オッタル兄さんは心配性だなぁ〜。大丈夫です!じゃあ行ってきます」


そういい、俺とオッタル兄さんは別れる。
さて、フレイヤ姉さんの所に行か
[8]前話 前書き [1] 最後


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ