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ベアトリーチェ=チェンチ
2部分:第二章
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。六十は超えているだろうか。それでも整った顔は皺一つなく彫刻の様な整いを見せている。白髪は肩まであり姿勢が実にいい。見事な青いスーツを着てそこにいるのだ。
 その彼がだ。こう僕達に言ってきたのだ。
「御覧下さい、この表情を」
「そういえば」
 ここで彼女が言った。絵の方に顔を戻してだ。
「この表情って何か」
「何か?」
「別れを告げているみたいな顔ね」
 その美女を見ながらの言葉だ。

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