暁 〜小説投稿サイト〜
魔法科高校〜黒衣の人間主神〜
九校戦編〈下〉
九校戦五日目(5)×名無しの試合風景と今までの活躍ぶりを語る
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は無傷に終わったが、相手選手を務めた舞は、流石隊長ですと言っていたようだ。

『決まったあ!名無し選手が放ったフリージングフレイムストームから、ライフル型デバイスで一瞬にして氷柱が無くなりました。この試合は名無し選手の勝利となります!』

桜花がそう言った後、観客席は大フィーバーをしていた。ライセンスを持つ魔法を深雪と同じように放った後、滅を使って無くなったのだからな。今日の試合は全て終わった事で、名無し選手はステージから降りてから深雪らがいるモニター室に行った。モニター室に戻った際、名無し選手から一真になったが服装がさっきと同じだったので元の服装に戻した。

選手数三百六十名、技術スタッフ七十二名。作戦スタッフを連れて来ない学校もあるものの、選手団は九校で合計四百五十名を超えている。パーティーまたは宴会ならばこの人数でも賄い可能だが、大会期間中毎日宴会をする程ではない。朝食はバイキングで早い者から順に済ませていく形式、昼食は仕出弁当を各学校の天幕や作業車あるいは部屋に持ち帰って食べるのが基本、夕食は三つの食堂を学校別に各一時間三交代で利用する決まりとなっている。

が、第一高校のみは朝食も昼食も夕食も第一高校専用部屋で食べている。これには蒼い翼本社社長が用意したと言っていたので、他校がいたら強制的に摘まみ出されてしまうのが鉄則となっているのでゆっくり食べられる。毎回そうなのだが夕食時間は、その日の戦績に喜びと悔しさを分かち合う時間でもあった。そんで今晩は特に第一高校の食卓は、見事に明暗と分かれていた。暗い方は一年生男子選手が集まった一角となり、明は一年生女子選手が集まった一角となっていた。女子選手集団の中には、逆紅一点バージョンとした俺の姿があった。つまり女子の集団に男である俺を中心となって喋っていた。

「凄かったわよねぇ、深雪のアレ」

「『インフェルノ』って言うんでしょ?先輩達、ビックリしてた。A級魔法師でも中々成功しないのにって」

「エイミィも結構決まってたよ。元々使うデバイスを見せてもらったけど、今回は見た事ないショットガン形態のデバイスだったよね」

「乗馬服にショットガンでのガンアクションが格好良かったよね」

「雫もカッコ良かった!振袖素敵だったし、相手に手も足も出させずに追い詰めていく戦い振り。クールだったよ〜」

新人戦女子クラウド・ボールは準優勝と入賞一人で一言で言うなら、まあまあな成績だった。入賞は六位以上な訳だが、新人戦女子ピラーズ・ブレイクで出場選手三回戦進出という、スピード・シューティングに続いての好成績に女子選手はお祭り気分に浸っていた。ピラーズ・ブレイクのトーナメント工程は、出場二十四選手+名無し選手となっていて、一回戦十二試合、二回戦六試合。三回戦に三人が進出するという事は、上位
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