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大統領の日常
本編
第二十六話 艦娘たちとの会話「提督は・・・提督じゃないですか・・・・?」
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西暦2115年 10月 24日
エルンスト・フォン・アイゼナッハ


「アイゼナッハ少将。卿を中将に昇進させ、第十二艦隊司令官に任命する。西暦2115年10月24日、統合作戦本部長アイフェーン・フォムト元帥」
言い終わると同時に会場が拍手で包まれた。だが、そのほとんどが形だけで顔をしかめている。まぁそれもそうだろう。ガルメチアス帝国から移民してきたその祖先が正視艦隊司令官に就任したのだから。

俺は礼をして就任書と階級章、専用のバッチを受け取ると自席に戻った。
この会場には大統領の姿は見えない。あとで聞いたことだが大統領は最近建造された超大型戦艦「シヴァ」にのって出撃しているらしい。大統領を出撃させるのはどうかと思ったが、すでにハワイ諸島に出撃したことがあるため、特にだれも止めなかったそうだ。是戦に大統領が出るのはどうかと思うが…

そのまま就任式は終わり、さっそく艦隊の幕僚たちと会議を始めた。見れば全員が顔を顰めている。発言も最低限のもので、ほとんど会話をしなかった。これからやっていけるか不安だ・・・


西暦2115年 10月 24日
ペルシャール・ミースト


俺は今大統領座乗艦である超巨大戦艦「シヴァ」に乗り、艦娘たちを率いてローゼクルムト王国共同領地であるオッソラに向かっている。理由はそこに例のプリンツ・オイゲンがいるからだ。
あの後艦娘たちは勝手に出撃したのだが、こんなこともあろうかと設置しておいた「強制停止装置」を使い、艦娘たちの艦を行動不能にすると各艦に強制接舷して艦娘を捕まえるetc・・・。そして何とか全員を捕まえることに成功した。
全員に説教のフルコースをして今に至る。
ほんとにあれは疲れたよ。特に天龍と龍田は死神のごとく陸戦隊員をなぎ倒し(みねうち)、俺までやられそうになったが、ぎりぎりで麻酔銃を当てることに成功し、今は(´・ω・`)としている。
まぁ気持ちはわかるぜ?俺だって貴族を八つ裂きにしてやりたいよ。

さてと暇だし、紹介でもするか。誰にするのか俺もわからないけど。俺の今のっている艦のスペックだ。

【超巨大戦艦「シヴァ」】
マゾサイエンティストまたの名を開発・建造部が建造した超大型戦艦。飛空戦艦としても運用可能であり、潜水能力を除けば某ヤマトのような艦。全長は4500メートルと従来の戦艦の約9倍。100cm3連装砲を5基備えるなど、破壊神の名にふさわしい絶大な威力を持っている。装甲には最新のものが使用されており、50cm砲を4発まで耐えることが出来る。一部の装甲は予算の都合上46cm砲を3発まで耐えられる従来の弩級戦艦用装甲が使用されている。この間の最大の特徴は、その艦内に333メートルの内火艇という名の戦艦を収容していることである。万が一本艦が轟沈したとき、大統領が脱出する
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