生命を消す者
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第三者side
「なんて、寂しい空なんだろう・・・」
とある森の中で、男は寝そべりながらそう呟いた。
シリルたちが去ったエドラスでは・・・
「お〜い!レンガもっと持ってきてくれ!」
「しっかしまぁ、大魔王とはよくいったもんだ」
「あっちこっち壊しやがって」
「まぁまぁ」
「とにかく。今は街を再建しないとな」
エドラス王都では、シリルたちが壊した建物の再建を、住民全員が一心に行っていた。
「さ、精だしていくぞ!!俺たちは魔力などなくても、やっていくんだ!!」
「「「「「「「「「「オオッ!!」」」」」」」」」」
「いい具合の活気ですね」
みんなが元気に街を直しているのを見て、エドガジルは安心していた。
一方、エドラス城では・・・
「連れて参りました」
城の中から街の様子を見ていたジェラールに王国軍の兵士が声をかける。
ジェラールが振り返ると、そこにいたのは元エドラス王ファウスト、そして魔戦部隊長だったエルザ、シュガーボーイ、ヒューズ、バイロ、ココたちであった。
「オイオイオイオイ!!ちょっと待てぇ!!」
エドラスの妖精の尻尾では、エドルーシィがレビィに対して大声をあげていた。
「何よ、クソルーシィ」
「確かに、ギルドを引っ越しさせる方法を考えろとは言ったけどなぁ・・・何だよこりゃあ!?」
ルーシィが指を指したところにあるのは、妖精の尻尾のギルド、その下には移動できるように車輪が取り付けられていた。
「人力で引っ張っていくんですか?」
「しょうがないでしょうが!魔力がなくなっちゃったんだから」
マカオの言葉にレビィがそう言う。その間に、ナツがこっそりその場から逃げ出そうとする。だが、
ガシッ
「逃げる気かよ?ああん」
「そ・・・そんな〜」
ナツはルーシィに捕まってしまう。
「あ!そうだ!!」
するとナツは何かを思い付く。そして、ナツは魔導四輪に乗り込む。
「こいつで引っ張ればいいんだ!俺の魔導四輪の威力を見てな!!さすが俺、く〜!!GO・・・FIRE!!」
魔導四輪でギルドをナツは引っ張ろうとしたが・・・
「ありゃ?」
魔導四輪はピクリとも動かなかった。
「なんですの、あれ」
「魔法が使えない魔導四輪って、荷車より使えないってことよ」
「さすがジュビアちゃん!!賢い!!」
「あんたも使えないってこと」
「ひどい・・・」
ジュビアは相変わらずグレイに厳し
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