鋏と花 第二話 ファンクラブ
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はほとんど聞こえなくなっていった。
はぁっ、と一つ大きなため息が聞こえた。
「お前たちいい加減にしないか。確かに勝手に作ったのは私だ。すべて私に負がある。」
「か、会長っ、でも…」
言いかけたシラウメの言葉をアキノが制止する。
「だから―」
アキノが溜をつくり、静かな時間が一瞬訪れる。
「勝負をしようか」
予想外の言葉に場が凍り付く。ちらりと二人を見ると態度…というか表情は違った。アキノはしてやったり、という自信満々な顔。シラウメは何言い出してんだこいつとでも言いたげな顔。ちなみにいうと俺は何が起こったのかイマイチ理解してない顔、だろう。
「勝負をして私が勝てばお前は引け。二度とここに近づかないと誓う、というのはどうだ。もしお前が勝てば私はここを潰そう」
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