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天使舞う、この世界
NO.16 凶禍楽園
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「レイナーレ、起きるにゃ」

ん?黒歌か?いきなりなんだ?

「ちょっとシャレにならない状況にゃ」

黒歌がそこまで言うなんて、どんな状況だよ。

「堕天使のコカビエルがこの町にいるにゃ。グレモリーの領地にわざわざ来るにゃんて、何か企んでるに違いないにゃ」

コカビエル?・・・・・・聖剣事件のクライマックス!?

「それは確かに不味いわね」

「白音がそこにいる。今すぐいくにゃ」

俺はその言葉を聞きながら、変装用の仮面をとってきた。

「それじゃあ行きましょう」

「にゃ」

オーフィスは正体が露見したら危ない。ルフェイとジャンヌは今だ疲労困憊。
俺も完全に回復したとは言えないが、それでも二人よりはましだ。

「それはオーフィス、二人をお願い」

「ん。任せる!レイナーレ、黒歌、いってらっしゃい」

「ええ(にゃ)、いってきます」

俺達は夜空を飛んだ。









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