46会談後
[1/2]
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
◇ヤマト
「ってなわけで、今日からオカルト研究部の顧問をすることになった。これからはアザゼル先生と呼べ。もしくは総督でもいいぜ?」
「どういうわけか、きちんと説明しなさい」
着崩したスーツ姿のアザゼルの頭をスパンッ、とハリセンで叩くヴァーリ。
「いって。……まあ、簡単に言えばセラフォルーの妹に頼んだらこの役職になった」
「ソーナが?何故そんなことを……」
「さあな?俺はサーゼクスに頼んだらセラフォルーの妹に言えというんだ。だからあいつに頼んだ。……あ、そうそう。ヴァーリとシュウも二学期になったらここに編入くっからよろしく」
シュウもか?こやつ、いのりのために……
「ま、俺がこの学園に滞在出来る条件はグレモリー眷属悪魔が持つ未成熟な神器
(セイクリッド・ギア)
を正しく成長させる事。ここで神器マニア知識が役に立つわけだ」
アザゼルはそう言って机の上で手を組む。
「それと通達だ、魔王サーゼクス・ルシファーの名において命ず。リアス・グレモリーの女性眷属は楪
の家で暮らす事とする!!」
へぇ〜俺が死んだあと、こうなっていたのか……
「ついでに桜満集も楪家に暮らしてもらう。いいよなヤマト殿?」
「ああ、大歓迎だ。」
「私も行く!」
私もと言い出すヴァーリ。こいつこんな奴だったか?
「お前はダメだ。集は葬儀社の監視で頼んであるんだ」
「むぅ〜」
「……何?」
ヴァーリはいのりを睨みつける……嫉妬が見える。
「私たちも、強くならなくてはいけないのよね」
リアスの言葉に、アザゼルが応じる。
「強くて損なことは無い。で、話では近日中に若手悪魔どもの会合があるんだろう?デビューが近くて若い悪魔がリアス・グレモリーを含めて、数人居ると聞いていたが」
「ええ。名門、旧家の若手悪魔何人かで顔合わせをするわ。……習わしみたいなものよ」
「……大丈夫なんですか?こんな時期に」
祭の疑問はわかる……テロにあって、すぐのことだしな
「俺は推奨するぞ。戦闘経験のない現若手悪魔にゲームでの戦いは良い経験になる。現在の悪魔には人間、堕天使、魔獣やらの転生悪魔がひしめきあっているからな。相手には困らない。その上、豊富なバトルフィールドの設置、戦い方もそれに応じて千差万別ときた。これほど好条件の若手育成環境はない。案外、サーゼクスたちは今の状況を将来的に見据えて、このゲームを創り出したのかもしれねぇ」
それは無いだろうな……
「なーに、俺が直接力の使い方と神器
(セイクリッド・ギア)
の使い方を叩き込んでやるよ。それと、合宿中に試合もセッティングする予定だ。レーティングゲーム形式でひとつやろうと思っている。
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ