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ガールズ&パンツァー theオリジナル
第1話
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沙織『古雪流の師範代??西住流と古雪流って抗争が絶えないんじゃないの??』
みほ『表面的にはそう。だけど、私とお兄ちゃんの祖父母が姉弟の親戚同士だから、プライベートでは仲は良いの。』
優花理『そういえば、西住殿の母上は、龍二殿をお茶に誘う程気に入っているとか……。』
みほ『うん…そう。お母さんは、もう表面的な抗争はお終いにしたいと言う事で、私をお兄ちゃんの所に嫁入りさせようとしているの。』
華『親戚同士で結婚?向こうの考えを無視してですか?』
みほ『ううん、古雪流戦車道の師範も抗争はお終いにしようと思っているの。でも、“私に迷惑をかけたくない。”って、お兄ちゃんが首を縦に振らなくて……。』
優花理『色々大変ですね。』
みんなは、みほの言葉に同情した。こんな事を聞かされて同情しない人はそういないだろう。

沙織『あれ?そういえば、茅都川学園って今年の大会に出場してなかったよね?』
優花理『なんでも、隊長の龍二殿が風邪を引いたらしくて、今年は出場しなかったそうですよ。』
みほ『お兄ちゃんは痩せ気味体質だから、体調を壊しやすいの。』
優花理『龍二殿も大変ですね。』
沙織『みぽりんのお兄さん、気の毒ね。』
麻子『ご愁傷様だな。』
華『お見舞いに行けたらイイんですけど……。』
みほの言葉に、一同は龍二に同情した。

ーーーー

河嶋『と言う訳で、2週間後に大洗で親善試合を行う。気合入れて行くぞ。』
『『『おお〜??』』』
みほ『……。』
河嶋の一声で士気は上がったが、みほは乗り気ではない表情を浮かべた。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

その日の放課後、みほ達は親善試合に向けて特訓を開始した。
茅都川学園は、四式中戦車チトを主力としており、性能はW号戦車又はV号突撃砲と同等かそれ以上。しかし茅都川には、それ以外に五式中戦車チリも保有している。性能は<レオポンチーム>のポルシェティーガー程ではないが、隊長の古雪 龍二が乗車する戦車だけあって油断は出来ない。

ーーーー

まずは八九式中戦車擁する<アヒルさんチーム>。
磯辺『忍、八九式のコントロールが甘いぞ??それじゃあ茅都川のスパイクには対抗出来んぞ??』
忍『はっ、はい??』
磯辺『アケビ、そんな甘いスパイクじゃあ、敵チームに弾かれるだけだ??』
アケビ『はい??』
近藤『でも大丈夫かな?ハ九式じゃあとても勝ち目は無いよ。』
磯辺『心配するな??チトが駄目でも、ナトが相手なら勝機はある??』
近藤『はい??』
<アヒルさんチーム>のリーダー磯辺は、メンバーを指導していた。性能では茅都川のチト,チリに劣るが、メンバーの技量でカバーするべく特訓をしていた。
余談ですが、ナトとは自走砲のナトの事。自走砲を大会に出す学園はそういな
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