第四十二話
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スタンバイレディ・セットアップ』』』』
現れる剣十字の魔法陣。
「ベルカ…式?」
驚きの声を上げるなのはさん。
「それにアレは本当にレイジングハートなの?」
なのはの持つ槍型のデバイス、更になのはとフェイトのバリアジャケットの形が自分たちの過去と違う事に驚愕したようだ。
「言ったじゃないですか。このなのはと貴方は別人だって」
「それは、そう聞いていたけれど…」
「だから自分と同じだと思っていると足元すくわれますよ。はっきり言ってなのはは強いですから」
side other
「どう思われます?」
訓練場の外、中の戦いが一望できる所に朝練を終えたフォワード陣とヴォルケンリッターの面々が観戦しているなか、ティアナがシグナムに質問した。
「さて、な。出力リミッターが掛かっているとは言え高町もテスタロッサも歴戦の雄だ、負けることは無いと思うが」
「ですよね」
「だけどあの人達、今日の訓練を息も切らさずに軽々とこなしていましたよ」
と、スバル。
「本当か?」
「ええ。汗一つすらかいていないかのような勢いでした」
「ま、強ぇか弱ぇかはやってみりゃハッキリするだろ。ま、なのは達が負けるとは思えねぇがな」
「ヴィータ副隊長」
「はじまるぞ」
side out
「それじゃ双方準備が整った所で戦闘開始です」
と、この訓練のサポートとして来ていたシャーリーの声で戦闘が開始する。
その声になのはさんは飛び上がり、誘導弾を多数展開、待機状態で此方を警戒する。
逆にフェイトさんは此方に高速で飛びながら近づいてきて接近戦の構えだ。
フェイトさんがバルディッシュを振り上げ、渾身の力で振り下ろす。
しかし振り下ろした先にはすでに俺達はいない。
「ど、何処?」
「フェイトちゃん後ろ!」
なのはさんの声に気づいて振り返った先には既に構えた斧型のルナを振り下ろしているソラ。
すぐさまシールドを張るが…
振り抜かれた勢いを殺しきれずに吹き飛んでいくフェイトさん。
「フェイトちゃん!」
「人の心配してる暇はあるの?」
「な!」
その言葉に振り返るなのはさん。
しかしやはり遅い。
すでになのははレイジングハートを振り下ろしている。
やはり障壁の上から強引に吹き飛ばされるなのはさん。
「きゃあああーーー」
俺と言えば少し離れたビルの上で写輪眼を発動して高見の見物中。
「俺って何かやる事有るのかな?」
「ない…かな」
「フェイト…」
近くに飛行してきたフェイトがそうつっこんだ。
それからの戦いは一方的なものだった。
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