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インフィニット・ストラトスGM〜天空を駆ける銀狼〜
私は貴女に謝りたいんです!早優
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女。
「っ。これは深い……山紫水明でも治りそうにありませんね。あはは、シャルに怒られてしまいます」
「お兄ちゃん!!」
「来ちゃダメですよ。早優、そこから動いてもいけません」
「でも、お兄ちゃんっ。血が……」
「こんな傷、いつも作ってるので大丈夫です。それより、早優。貴女を絶対守ってみせます。私、貴女のお兄ちゃんですからね」
私は胸元にある銀の指輪を握りしめると同時に周りに丸いものを見つめる。
「………清風明月。金狐、貴女に早優は渡しません」
二つの刀を腰から抜くと構えて、クイクイと指を動かす。
「さぁ、決着をつけましょう。貴女と私の」
???
「ねぇ、あまりにも遅すぎてはありませんの?那珂様」
「落ち着いて、ののさん。優里なら、大丈夫だよ」
前でウロウロしているののさんに笑いかけながら、僕はテーブルのお茶を置く。ちなみにここは僕の部屋。一夏とののさん、僕とで食堂ギリギリまで居たのだが、優里が食堂に姿を現すことは無かった。一夏も心配していたがひとまず自分の部屋に帰ったところ、ののさんが僕を心配してか単に優里に会いたかっただけが5分後に僕の部屋を訪ねてきたというわけだ。
「貴方は心配では無いのですの?那珂様が」
「心配だけど、優里なら大丈夫って分かるんだ。優里が今までに約束破ったこと無かったもん」
「今日、破ったじゃないですの?」
「〜〜っ。それはそれ。これはこれ」
「ふふふ。……面白い人ですのね。貴方は……」
そう言って顔を近づけてくる ののさんにびっくりする僕。ののさんはあと数センチというところで止まると僕の瞳をジィーと凝視する。視線を逸らそうとするがすぐに視線を合わせてしまう。
「わたくし、那珂様より早く貴方に出会えていたら那珂様じゃなくて貴方に恋をしていたんでしょうね」
「……えっ!?」
スッと元の位置に戻ると意地悪な笑顔を作る。
「でも、貴方。女の子ですものね、やっぱり結婚出来ませんの。お父様が許してくれないかもしれませんもの」
「………。なっなななななんで、僕の秘密っ」
「してますのよ。那珂様が本当が男の子って事も、これに関してはわたくしも驚きましたの。あんな可愛らしい男の子がいるのですのね」
「なっ。えぇ」
ののさんは意地悪な笑顔を深くしながら、優里のシーツをめくるとそこにある物を僕の前に出す。
「もうっ、妬けますの〜。那珂様、寝ても覚めてもシャルシャルって貴方の名前ばかり呼ぶですのよ?終いには一つのベットで一夜を共にするとは……」
「やっ。やめてっ!その誤解を招くような言い方っ」
「あら?本当のことですのに」
「本当の事だけど。〜〜〜〜っ。僕と優里はまだ、そうい
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