炎牙の時間(2016/05/16 一部修正)
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を代表する様に抗議をした。
が、鷹岡は前原の抗議を暴力という名の教育で黙らせた。具体的にいうとボディに膝蹴りを入れた。ってか、もうこの時点で鷹岡は教師失格だ。
しかも、父親を押し付け、父親の命令には絶対服従とか言ってくる始末。父親云々以前に、絶対既婚者じゃないだろ。偉そうに父親語ってんじゃねぇよ。
鷹岡の調子に乗った行動は、それだけでは止まらない。俺らE組を従わせるパフォーマンスなのか、速水と矢田の肩に腕を回し、家族を強調する始末だ。
鷹岡の恐怖支配にクラスの大半が既に飲まれつつある。特に肩に腕を回されてる速水と矢田は顔が青褪めている。ここは俺が如何にかしてやらないとな。
「ファック!脳筋っていうか、こんな馬鹿丸出しな時間割しか組めない奴が中学教師をやろうと思ってんじゃねぇ。しかも、暴力による恐怖支配とか、獣かよ。せめて原人に進化してから出直して来い」
「あ゛ぁ゛?お前、今なんて言った?」
「原人にも劣る知性しかない獣風情が人間様を支配しようとしてんじゃねぇって言ってんだよ。あと、既婚者でもない素人童貞臭全開の奴が父親語んな。全国のお父さんに土下座しろ。カスデブ野郎」
「……ガキ風情があまり調子くれてんなよ!―――ッ!?」
俺が言いたいことを言い終え、カスデブ野郎の腕の中にいる速水と矢田を最速で救出し、カスデブの後方20mの所まで移動すると、鷹岡は既に俺のいない場所に向かって何か言っていた。
超滑稽な光景で正直笑える。あっ!言い忘れてたけど、今日俺が履いてるのは自作初の試験型混成玉璽だ。形状は咢verの牙の玉璽だけど。
後輪は牙の試験型玉璽のままで、前輪に炎の試験型玉璽の核を組み込んだ、牙と炎の混成玉璽。ちなみに前後輪の回転数が異なる為、ラウンド・トラクション・ヒル仕様の混成玉璽でもある。
嵐の玉璽を開発する為の試験型混成玉璽なんで、ある程度データ収集ができたら元の炎の試験型玉璽と牙の試験型玉璽に戻すんだけどな。
取り敢えず、俺が作った玉璽の中でもホイールの回転速度が1、2を争う炎と牙の試験型混成玉璽ということもあって、移動速度も半端無い為、速水と矢田をあっさりと助け出せたって訳だ。
「どこ向いて話してんだよ、カスデブ野郎」
「テメェ、いつの間に……」
「お前がトロ過ぎんだよ、カスデブ野郎。トロ過ぎて欠伸が出るぜ」
俺が挑
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