俺たちはここに立っている
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でますよ!!」
「あんなに跳躍力があったのか!?」
「そんな・・・四人同時の咆哮が当たらない・・・」
「もう一度だ!!」
『させんよ!!』
俺たちがもう一度咆哮をしようとしたが、それよりも早くドロマ・アニムが攻撃してくる。
『竜騎拡散砲!!』
ドロマ・アニム黒天から俺たちに大量の魔法弾が振ってくる。
「ぐああああああ!!」
「きゃあああああ!!」
「うわあああああ!!」
「くっ!!」
『ハハハハハ!!』
俺たちが魔法弾に叩きのめされるのを見てファウストは高笑いする。
ドロマ・アニム黒天は俺たちの前に着地する。
『世界のため!このエドラスのため!ワシと貴様らの違いはそこよ!世界のことなど知らぬと言ったな?この世界で生きる者に必要なのは、ギルドなどではない!!永遠の魔力だ!!民が必要としているだ、貴様とワシでは、背負うものの大きさが違いすぎるわ』
世界だと?お前ごときがそんな大した物を背負ってるわけないだろ?
「くっ・・・」
「かはっ・・・」
「まずい・・・もう・・・魔力が・・・」
『尽きたようだな』
俺たちは魔力がもうほとんど・・・いや・・・全然残ってない・・・だけど、
『いくら無限の魔導士といえど、一度尽きた魔力はしばらくは回復せんだろ?大人しく、我が世界の魔力となれ!態度次第では、それなりの待遇を考えてやっても良いぞ?』
「・・・ざっけんなよ・・・」
『ん?』
俺はフラフラと立ち上がる。
「俺たちは・・・絶対に諦めねぇ!!」
「そうだ!!まだ終わってねぇ!!」
俺のとなりでナツさんも立ち上がる。
「かかってこいやこのやろう!!」
「俺たちはここに立っているぞー!!」
ナツさんと俺は空に向かって叫ぶ。絶対に、何があったって諦めたりしない!!
『ええい!!どこまでも強情な小僧どもじゃ!!』
ドロマ・アニム黒天は俺たちを踏み潰そうとしてくる。だったら・・・
「水竜の・・・咆哮!!」
『何!?』
俺はできるかわからなかったが、一か八かの咆哮でドロマ・アニム黒天を押し退ける。
「シリル!!」
「大丈夫なの!?」
「バカやろう・・・魔力もねぇのに無茶しやがって・・・」
ガジルさんの言う通り・・・さすがにむちゃくちゃすぎたか・・・もうなんも出ねぇよ・・・
『おのれぇ!!』
ドロマ・アニム黒天は剣を俺に振りかざす。やべぇ・・・動けねぇ・・・
「火竜の咆哮!!」
『ぬおおおおっ!!』
それをナツさんが炎のブレスで吹き飛ばす。
「なんだ・・・簡単じゃねぇか・・・」
「ナツさん?」
ナツさんは肩で大きく息をしながらニヤリと笑う。
「明日の分をひねり出してやればいい!!
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