九校戦編〈下〉
九校戦五日目（２）×雫の準備姿とほのかと織斑兄妹との思い出
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の？」
「あ、ごめん。昔を思い出していたから、一真さんがなぜ一科生ではなくて二科生なのだろうとね」
「そういえば入学してからのほのかは敵意剥き出しだったわね。でもそれはお兄様が、仕向けた事であり最初からお兄様は分かっていた事だから。あまり気にしない方がいいわよ？」
「うん。あの時を思い出すと、あれも一真さんが私達の心身を受け止めるかのような感じだったから」
会話の途中で考え事をしていたと深雪に言うと、深雪もあの時から結構経つがあの時があったからほのかや雫と言った一部の一科生には一真の事をタダの二科生ではない事を思い知らされたからである。
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