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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epico24彼の居ない時間の中で・・・〜Sad days〜
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ナム、ヴィータ、シャマル、ザフィーラ・・・」
リンドヴルム本拠地・天空城レンアオムの本城のてっぺんに登って、地平線の彼方を眺めながらアイリの家族の名前を呼ぶ。
・―・―・回想だよ・―・―・
「・・・シグナム、ヴィータ、シャマル、ザフィーラ・・・」
アイリに用意された私室のベッドにうつ伏せになって、数時間前での出来事を思い返す。アイリにとって初めての家族だったシグナム達とようやく逢えた。それが嬉し過ぎて、こうしてまたリンドヴルムの本拠地・レンアオムへと連れ戻されても辛くない。ううん、ちょっと辛いし寂しいけど、でも信じてるもん。
「また逢える・・・。きっと、絶対、また逢えるから・・・アイリは大丈夫」
そう自分に言い聞かせる。でも「シュリエルとアギト、居なかったな・・・」呟く。まだ“闇の書”が400頁、埋まってないのかな。気になることはもう1つ。今の主はどんな人なんだろう。マイスターみたく良い人だったらいいなぁ。
「シュヴァリエル・・・、シグナム達を管理局員って言ってたっけ・・・」
だとしたら今回の主は管理局の人なのかな。じゃあそんなに辛い目には遭ってないよね・・・。シグナム達がアイリを取り戻してくれたらその人がきっと、アイリの新しいマイスターになるんだよね。けどマイスター以外の人を主なんて呼びたくないなぁ。
「逢いたい・・・マイスター・・・。逢いたいよ・・・。またアイリの名前を呼んでほしい・・・。またアイリの頭を撫でてほしい・・・。またアイリに笑いかけてほしい・・・。マイスター・・・マイスター・・・」
叶わないことだって理解しててもそう願わずにはいられない。今のアイリは真剣だっていうのに、くぅ〜、ってお腹が鳴った。
「あぅぅ・・・」
成長しないクセにお腹は空くんだもんね。ベッドから降りて、食事を貰うために部屋を出ようとした時、「おい、食事だ」シュヴァリエルがノックもなく部屋に入って来た。淑女の部屋へノックなしとか、礼儀がなってないよ。でも注意しても治らないからもう諦めてる。
「シュヴァリエル・・・!」
コイツさえ居なかったらアイリはシグナム達のところへ帰ることが出来たのに。
「そう睨むな。お前を逃がしたら俺がボスにドヤされる」
「むぅ・・・!」
「はぁ。アイツらがお前の元・家族だったんだよな」
アイリの目の前にモニターが1枚展開された。映し出されてたのは「シグナム達!」の顔写真。シュヴァリエルが「局員のデータだ」って言った。やっぱり局員なんだね、みんな。
「シュヴァリエル。コレなんて呼ぶの?」
シグナム達の名前の前に知らない文字があるからそう訊いてみたら、「ヤガミ、だ」教えてくれた。八神シグナム、八神ヴィータ、八神シャマル。ザフィーラの名前は載
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