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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epico24彼の居ない時間の中で・・・〜Sad days〜
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シュヴァリエルへ・・・という時、
「ちょっとシュヴァリエル! 急に艦から居なくなって、ドラゴンハートの連中がうるさくてしょうがないんだけどね!」
また新たな声が聞こえた。その声を聞いた瞬間、先程まで私の胸の内に渦巻いていた決意が消え、代わりにその声への懐古でいっぱいになった。そして、その声の主が姿を見せた。その小さな体、真っ白な髪、腰より生えた一対の白翼は、何百年経とうと色褪せることなく保たれていた。
「アイリ・・・」
「うそ・・だろ・・・。お前、アイリ・・・かよ」
「っ!!」
見間違うことなきかつての家族、氷結の融合騎アイリがそこに居た。
「え・・・え・・・? うそ・・・? シグ・・ナム・・・、ヴィータ・・・、ザフィーラ・・・? それにシャマルも・・・? ほん・・もの、なの? 夢・・・、幻・・・?」
アイリもまた我々を視認すると自分の頬を抓り、目を大きく見開き、大粒の涙を溢れさせ、「シグナム、ヴィータ、シャマル、ザフィーラ、なの?」と涙声で我らの名を呼んだ。
「「「アイリ!!」」」「アイリちゃん!」
その問いに答えるべく我らはアイリの名を呼んだ。
「っ、うぅ・・ぅ、ぅ・・・アイ、リ・・だよ・・・アイリ、だよぉ・・・アイリだよぉ!やっと・・・やっと、逢えた・・・! やっと逢えたぁ・・・! シグナム、ヴィータ、シャマル、ザフィーラ! やっと逢えたよぉ・・・!」
「おっと。待てよ、アイリ。お前は、リンドヴルムの所有物だろ?」
「ぅあ・・・」
ボロボロと涙を流すアイリが私とヴィータの元へ来ようとしたら、シュヴァリエルがそう言ってアイリの小さな体を鷲掴んだ。そうか。アイリ、お前はリンドヴルムに捕らえられていたのか。これでさらに戦う理由が生まれた。私は「ヴィータ、ザフィーラ! 私がシュヴァリエルを抑える! お前たちはアイリを確保しろ!」“レヴァンティン”のカートリッジをロードし、シュヴァリエルへと突撃する。
「バンへルド如きに指1本と触れることすら出来ずに殺された、役立たずの1人か」
「っ! ああ。その役立たずだ! だがな、その役立たずにも意地があるのだ!」
――紫電一閃――
アイリを鷲掴んでいるシュヴァリエルの右腕へと“レヴァンティン”を振り下ろすと、ガキンと音を立てて衝突した。が、「っく・・・!」斬り落とすことは出来なかったが、「チッ」奴の握力だけは緩めることが出来た。アイリが解放され、「シグナム!」アイリが私の胸へと飛び込んできた。懐かしい温かみだ。すぐさま「ヴィータのところへ行け、アイリ!」私の側から離れさせる。
「人のもんを奪うなんて公僕のする事じゃないだろ」
「リンドヴルムの犯罪者風情がよく言う!」
――空牙――
“レ
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