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異世界系暗殺者
球技大会の時間・1時間目(2016/03/30 一部修正)
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た後は殺センセーが野球部投手と同じ球種と速度で球を投げ、それをバントで転がす練習が始まった訳なんだが、俺1人だけ別の練習メニューに突入した。


「イッキ君。君にはバントではなく別の練習メニューをこなして貰います。それはこれです!!」
「……竹?」
「はい。竹です。この竹を笹が全て落ちるまで振って貰います。君は見た目に反してかなりの怪力でもある。竹を持ち上げて振るなんてことは造作でもないでしょ」


いや、確かに造作でもないけど、この練習法って確か―――


「先生。何で俺にジャンプ掲載漫画の打法を会得させようとしてんの?」
「にゅやッ!?まさか、イッキ君がミスフルをご存じだとは……」
「不破から借りたことがある。まぁ、面白そうだからやってもいいけどな。けど、想像通りの結果が出せなくてもガッカリすんなよ?」


と、こんな感じで俺だけ剛の秘打法・破竹を会得する訓練が初日から始まった。ってか、球技大会開催までの1週間。俺だけミスフル地獄だった。破竹を覚えたかと思えば、次は静の秘打法・空蝉。

他にはリズム打法だとか、振り子打法だとか。俺、別にプロ野球選手を目指してる訳じゃないんだけど?あと、野球部相手とはいえ、中学生相手にここまでさせるか、普通?



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