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ソードアート・オンラインーもしもあの時、サチが死ななかったらー
SAO
圏内事件
第12話
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チ『じゃあ、人影は紛れもなくプレイヤー?』
キリト『間違いない。』
それから少し間が空き…、
サチ『キリト。』
キリト『何だ?』
サチ『お腹すいてない?お弁当用意してあるけど……。』
アスナ『≪ムッ??≫』
キリト『ああっ、丁度お腹がぺこぺこなんだ。』
アスナ『≪ムカムカ……≫』
サチがキリトの事を気にしてか、お弁当を用意していた。
これを見たアスナはイライラが募って来た。
サチ『解った、直ぐ……』
アスナ『はいっ。』
サチの話が終わる前に、アスナがキリトに包みを渡した。
アスナ『私も用意して来たから、ありがたく頂きなさい。』
キリト『いや、俺には……』
アスナ『いいから頂きなさい??』
キリト『はい……。』
アスナ『ふっ。』
サチ『≪ムスッ??≫』
アスナも用意していたようだ。キリトは断ろうとしたが、アスナの高圧的態度に圧倒されて屈するしかなかった。その後アスナはサチを見て黒い笑を浮かべ、アスナに先を越されたサチは悔し気な顔をした。
アスナのは手作りのサンドイッチ。それに対してサチも手作りだが、キリトの好きな物が入った弁当。キリトなら喜んで食べるだろう。
しかしキリトはアスナの強引な言い口に屈して、アスナのサンドイッチを食べる事となったのだ、悔しがるのも無理もない。
キリト『うまい!オークションに出してもいいくらいだ??』
アスナ『本当??ありがとう、手作りした甲斐があったわ??』
サチ『くうっ……。』
しかも、キリトから高評価を得たアスナは鼻高々だ。一方のサチは悔し気。
だが、そのサチにもチャンスが到来した。
キリト『うわっ、ととととっ……。』
突然キリトは何かの弾みで手に持ってたサンドイッチを地面に落としてしまった。
アスナ『あららっ、他は有りませんから。』
サチ『じゃあっ、私が用意した弁当を食べて、折角だから。』
キリト『ああっ、ありがとう。』
アスナはズバッと言い切り捨てたが、サチが手作り弁当をキリトに差し出した。
キリトは嬉しそうにサチの手作り弁当を受け取った。
キリト『??』
すると突然、キリトは何かに気が付いた。そしてサチから受け取った弁当をベンチに置き、サンドイッチが落ちた辺りに手を置く。
キリト『そうか、そう言う事だったのか??』
アスナ『えっ?』
サチ『どうしたのキリト?』
キリトの言ってる事が解らないサチとアスナは、キリトに聞いた。
キリト『俺達は何も見えてなかった。そもそも、圏内殺人を実現出来る物なんて、最初から何処にもなかったんだ??』
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
所変わって、こちらは19層のフィールド。
そこに何故かシュミットがいた。
シュミット『グリセルダ、俺が助かるには、アンタに謝るしかない。』
どうや
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