暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンラインーもしもあの時、サチが死ななかったらー
SAO
圏内事件
第11話
[1/3]
[8]
前話
前書き
[1]
次
最後
[2]
次話
アスナ『ねえ、ヨルコさん。貴方、グリムロックって名前に聞き覚えある?』
ヨルコ『??
あります。昔、私とカインズが所属していたギルドのメンバーでした。』
それを聞いたキリトとサチとアスナは、互いに顔を見合わせた。
キリト『実は、カインズの胸に刺さっていた槍。鑑定した結果、作製者がそのグリムロックさんになっていたんだ。』
ヨルコ『??』
キリトの言葉にヨルコの顔は青ざめた。
サチ『何か、思い当たる事は無い?』
ヨルコ『はい、あります。』
ヨルコは重い口を開いた。
ヨルコ『昨日、お話し出来なくてすみません。
ある出来事のせいで、私達のギルドは消滅したのです。
ギルドの名は、<黄金林檎>。半年程前、偶然倒したレアモンスターから、敏捷力を20上げる指輪をドロップしたのです。
ギルドで使おうと言う意見と売って儲けを分配しようと言う意見で割れてましたが、最後は多数決で決め、結果は5:3で売却で決まりました。
前線の大きい街で、競売屋に委託する為に、リーダーのグリセルダさんが一泊する予定で出掛けましたが、グリセルダさんは帰って来なかったんです。
後で私達は、グリセルダさんが死んだ事を知りました。どうして死んだのか…未だに解りません。』
キリト『そのレアアイテムを持って、圏外に出るとはあり得ない。睡眠PKとか……だな。』
アスナ『半年程前なら、まだ手口が広がる直前だものね。』
キリト『ただ、偶然とは考えにくいが、グリセルダさんを狙うのなら指輪の事を知っていたプレイヤー。つまり……』
サチ『<黄金林檎>のメンバーの7人。』
キリト『中でも怪しいのは、売却に反対したプレイヤーだろうな。』
アスナ『売却される前に指輪を奪おうとして、グリセルダさんを襲ったってとこね。』
キリト『おそらく。』
サチ『グリムロックさんっていう人は?』
ヨルコ『彼は、グリセルダさんの旦那さんでした。
勿論、このゲーム内でっですが……グリセルダさんはとっても強くて、美人で、頭が良くて、グリムロックさんは、いつもニコニコしている優しい人で喧嘩1つ無い明るい夫婦でした。
おそらく、昨日の事件の犯人がグリムロックさんなら、彼は指輪売却に反対した3人を狙っているのでしょう。売却に反対したのは、私とカインズですから。』
『『『??』』』
ヨルコの言葉に、3人は驚きを隠せなくなった。
アスナ『もう1人は??』
ヨルコ『シュミットと言います。彼は、攻略組の<聖竜連合>に所属していると聞いています。』
キリト『シュミット?聞いた事があるぞ。』
アスナ『<聖竜連合>のディフェンダー隊のリーダーよ。』
サチ『あの人がですか?』
キリトとサチとアスナはシュミットの事を知っている。
余談ですが、56層フィールドボスの攻略会議にもシュミットはいた。
ヨ
[8]
前話
前書き
[1]
次
最後
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ