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異世界系暗殺者
A・Tの時間・1時間目(2016/05/16 一部修正)
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どうなったか?そういえば、3日くらい前にそんなこともあったな。けど、別に詳しく話す事柄でもないだろう。そんなことよりA・Tの話だ。

有希子と不破は才能があったみたいで、既にウォークの課程を修了し、ダッシュに移行しているので、ウォークの指導を手伝って貰ってたりする。


「だから、中村さん!ウォークの基本は手を前にして腰を落とす!そして、足を開いてそのまま歩くって言ってるでしょ!!」
「いや、言ってることは分かるけど、うら若き乙女として野郎どもの前でそんな醜態晒すのはどうかと思うんだけど?」
「私も少しだけどそう思う」


基礎中の基礎を教えている不破が、文句ばかり言う中村と矢田に若干キレ気味で、不破と一緒に女子組を指導している有希子はその光景を見て苦笑している。

まぁ、中村達の言い分も分かるけど、しっかりと基礎をやってないと怪我に繋がるから、擁護などはしない。取り敢えず、女子組はそんな感じだ。対する男子組は――――


「カルマと悠馬、陽斗、正義は才能あるな。練習開始から僅か10分足らずでバランスを崩すことなくウォークができてる。逆に渚と友人、岡島はバランス悪過ぎ。
女子の前で力士の真似事っぽいことをするのが恥ずかしいとか思ってるのか?新しい力を手に入れたいって決めたんなら、恥も外聞も捨てろ。男だろうが」


こっちもこっちで、てめぇ等のメンタルは女子並か!とオブラートに包むことなく言いたくなる様なのが若干名いた。こんなんじゃ、調律によるA・Tの専用化なんて夢のまた夢だ。

あっ!言い忘れてたが、新しくA・T始めた面子のA・Tは未調律のノーマルA・Tだったりする。興味本位とかで始めた場合、途中で練習を投げ出す可能性もあるからだ。

その場合、調律(リンク・チューン)するだけ無駄ってもんだからな。俺がそんなことを考えていると、カルマが話し掛けてきた。


「ねぇ、イッキ」
「ん?何だ、カルマ?」
「ほら、イッキって修学旅行の時にA・Tで炎出してたじゃん。あれって、どの位練習したら出来る様になるの?」
「………カルマ。お前、エア●ギアのコミックは読んだことあるか?」
「え?一応、不破さんが教室に持って来て全員で回し読みしたことはあるけど?」
「なら、単純に(バトル)LVで説明したほうが分かり易いな。自在に炎を出せるとなると、最低でも70台後半じゃねぇと無理だ。
今のお前らはほぼ全員がLV1。有希子と不破ですらLV5か6だ。1日2日で習得できるもんじゃねぇよ」
「………ちなみに、イッキの(バトル)LVってどの位なの?」
「俺は体調不良だったとしても300前後って所だろうな。快調な時の正確な数値はリードでも無きゃ分からんが、それでも400は確実に超えてる筈だ」
「………上等。なら、取
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