エピソード35 〜もけデュエル〜
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ね〜。
僕はカードを二枚セットして、エンドだよ〜。」
「俺のターン、ドロー!『ナチュル・パンプキン』を召喚!効果で手札の『ナチュル・クリフ』を特殊召喚!」
デフォルメ化されたカボチャと塗り壁が元気に登場。この2体も立派な紫苑の精霊だ。
「あ〜、やっぱりいいね〜、君の精霊は。とっても自由で楽しそうだよ。」
「やっぱ、そーなのかね?」
エアトスとは別の精霊の登場に嬉しそうに笑みを浮かべるもけ夫。
彼曰く、「精霊を見ると自由にしてあげたくなる。ただし、紫苑についてる子たちは別。」らしい。
「じゃあ、バトル!クリフで『もけもけ』を攻撃!
パンプキンで『ハッピー・ラーヴァ』を攻撃!」
「ん〜?特にカードは発動しないよ〜。」
呆気なくもけ夫のモンスターが破壊されてしまう。てっきり何か発動してくると思っていた紫苑は少し拍子抜けだったりする。
『も、もけもけが……!?なにやってんですか!紫苑さん!』
「仕方ないだろ!デュエルなんだから!」
クリフの下敷きにされたもけもけを惜しみ、涙目になりつつ訴えるエアトス。
「あー、もう調子狂うな〜……。カードを一枚伏せてエンド。」
「仲いいね〜。このエンドフェイズ時に僕はリバースカードオープン!永続罠『人海戦術』発動ね〜。エンドフェイズに破壊されたレベル2以下の通常モンスターの数だけデッキからレベル2以下の通常モンスターを特殊召喚するよ。
僕は『もけもけ』2体を特殊しょーかーん。」
ポンッポンッ、と白煙と共にもけもけ2体が登場。
『もけもけが2体!?』
「げっ……」
うっきゃー!とテンションがハイッになるエアトス。一方で、『もけもけ』の厄介さを知る紫苑は表情を歪める。
「ぼくのターン、ドロ〜!『もけもけ』一体を墓地に送って、『馬の骨の大価』発動するよ。効果で2枚ドローするね。
そして、通常魔法『トライワイト・ゾーン』発動!墓地のレベル2以下の通常モンスターを三体特殊召喚できるよ。ぼくは『もけもけ』2体と『ハッピー・ラーヴァ』を特殊召喚!」
ポンッポンッポンッとリズムよく三体のモンスターがフィールドに召喚され、着実に紫苑を追い詰めるための布陣を整えていく。
「最後の仕上げだよ。永続魔法『怒れるもけもけ』はつど〜。」
終に最弱である『もけもけ』を最強へと押し上げるキーカードが発動される。
「バトルだよ。『ハッピー・ラーヴァ』で『ナチュル・パンプキン』にこうげき〜!」
ビビビッという効果音のつきそうな光線を額が発するが、南瓜の固い皮は苦もなく防ぐと、痛烈なカウンターをお見舞いする。
もけ夫:LP4000→3400
「イテテッ。けど、これで条件は満たしたよ!」
ダメージを受けたにもかかわらず
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