終焉の竜鎖砲
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ったから、全然話を聞いてなかった!!
「おいシリル!!どこで照準を変えるんだ!!」コソッ
「わかんねぇ!!全然話聞いてなかった!!」コソッ
俺とグレイは辺りを見回す。どれだ!どれで照準を変えるんだ!!
「発射用意!!」
王が両手を広げて叫ぶ。まずいぞ!!もっち話をちゃんと聞いておくべきだった!!
「ナツ!!」
「おう!!」
すると見かねたエルちゃんがナツの背中を押す。ナツは両手に炎を纏う。
「なんだ!?」
「火竜の・・・翼撃!!」
「「「「「「「「「「うわああああああ!!」」」」」」」」」」
ナツの不意打ちによって王国軍は壁に叩きつけられる。
「これは一体・・・どうなっておる!?」
王がナツを見て驚いていると、その隙にエルちゃんが王の後ろを取る。
「発射中止だ!!」
「エルザ!!貴様!!」
エルちゃんが王に刀を突きつけたことで、兵隊たちはざわめき出す。俺とグレイはほっと一息つく。
「何の真似だエルザ!!」
王がエルちゃんを睨むと、エルちゃんが光出す。光が止んだと思ったら、今度は鎧に身を包んだエルちゃんが現れる。
「私はエルザ・スカーレット。アースランドのエルザだ!」
王は予想外のことに驚きの表情を見せる。
「悪ぃ、危なかった」
「ナイスエルちゃん。助かったよ」
「かっかっかっ!!これぞ作戦D!!騙し討ちのDだ!!」
俺とグレイは二人に手を上げて感謝を示す。ところでナツ・・・作戦のネーミングセンスが無さすぎるぞ!!
「シリル!!まさか貴様もアースランドの・・・」
「いや、俺は正真正銘のシリル・ブランドだよ。妖精の尻尾のな!!」
「洗脳が・・・解けたのか・・・」
悔しそうに顔を歪める王。残念だったな。
「照準を魔水晶に合わせろ」
「言うことを聞くな!!今すぐ撃て!!」
「お前ら!!王の命が惜しけりゃ俺たちの指示に従え!!」
王国軍は王を人質に取られたせいで動くに動けないようだ。仲間のためなら何でもする。こいつらもなかなか面白い奴だな。
「早くしないか」
エルちゃんが王に向ける剣をさらに首元に近づける。王国軍は皆王の命を最優先とし、魔水晶の照準を変える。
「照準変更!!巨大魔水晶に変更だっ!!」
「バカモノが!!永遠の魔力をふいにする気かーー!!」
竜鎖砲が魔水晶に向かって発射されようとしたとき、エルちゃんの上から一人の女が降りてくる。
「スカーレットォォォ!!」
「なっ!!」
「ナイトウォーカー!!」
こっちのエルちゃんの攻撃で、王の拘束が解かれてしまう。
「
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