暁 〜小説投稿サイト〜
妄想全開男子
プール〜「スク水」
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。あの時のあだ名が「always腹痛」だったし‥‥。

そこに関しては、あの全身凶器と化させるモビルアーマーが俺に謝るべきだよね!間違ってないよね?中学時代返して!あの瞬間だけ切り取って返して!

「ピッ!‥‥ほらお前らどんどん泳げ!」
「ピッ!‥‥女子も男子に負けないように泳いだ!」

次々と先生の指示で背泳ぎとクロールのアップをさせられる。
女子は男子とは先生の手違いで、一時間体育の授業が早く進んでいたため、背泳ぎをすでにアップに取り入れていた。

おぉ!おぉ!おぉお!
隊長!わた高のプール棟に多数の西ノ島を発見しました!海底火山があの場所にはある!これは一つ一つに排他的経済水域が適用されるので、これで日本の総面積が広がっていきます!万歳!日本の経済に役に立てたぞJKども!
あ、日本国内だから総面積変わりゃしねえや‥‥。

まあいい!そんなことは!それよりあの幻の島ひょっこりひょうたん島をしっかりと目に焼き付けなければ!後世後悔する!

柔らかそうだな〜。一回触ってみたいな〜。どんな感触なんだろ?スライム?マシュマロ?うわぁぁあ!マジでさわりてえいますぐさわらせろやぁぁぁ!!!

おっと危ない危ない。犯罪ですよ。一歩間違えれば犯罪ですよ。理性強く保ってかないと厳しいな。

しかしどうしたものか‥‥。幻の島ひょうたん島が俺にも浮かんできた‥‥。これはまずい。JKのスク水に集中しすぎた。どうしよう‥‥。

俺は前のめりの姿勢になり、他人から見ればお腹痛くて腹抱えてますよアピールをした。ブツを隠すために。

「次!小宮!お前の番だ!早く泳げ」
「せ、先生。俺運動神経いいんで飛び込みやっていいすか?」
「お?できるものならやってみろ」
「ありがとうございます」

バチャンッ

「次!鈴木お前だ!‥‥どうした?具合でも悪いのか?」

これだ!飛び込む瞬間まで俺のひょうたん島がバレることはない!

俺はこの時、普通に入水してもバレることはないという考えがめぐらなかった。

「先生。俺も飛び込みます」
「おぉ!鈴木そんなチャレンジャーだったか?いいぞ!やってみろ」

ダッ

スタート台を強く蹴り俺は飛び込んだ。

熱い日差しを背中に存分に受け、吹きつく風が熱風に変わり、俺はそれを切り裂きながらプールにダイブしていく。
中学でも味わったことのないこの快楽。
今思うと、もしかしたら中学の時以上に綺麗に、華麗に飛べていたかもしれない。

初めての幸先の良い俺の短き夏が、今!




始まった!

「ヒャッホーイ」


バシャンッ!!

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