シリルvs.シリル
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はいかない!!」
エドラスのウェンディのために!妖精の尻尾のみんなのために!魔水晶を止めようと頑張ってるナツさんたちのために!エクスタリアに危険を知らせにいったウェンディたちのために!
俺は・・・勝つ!!
「滅竜奥義!!」
俺は右腕に魔力を溜めて、ブランドに手を向ける。
「煉獄砕波!!」
「水中海嵐舞!!」
俺の滅竜奥義とブランドの禁忌魔法がぶつかり合う。水と闇、二つの魔法の力は互角のように見える。だが・・・
「なっ・・・」
俺の魔法が次第にブランドの煉獄砕波を押していく。
「バカな・・・あり得ん!お前たちの世界の禁忌魔法なのだろ!?」
「そうらしいな。だけど・・・魔力だけでは、勝てないときもあるってことだーー!!」
「うわああああ!!」
ブランドは水に吸い込まれ、水が引いたときにはボロボロの姿に変わり果てて現れる。どうやら、気を失っているようだな。
「やった〜!!今度こそ勝った〜!!」
セシリーが喜んで走り回る。
俺はブランドに歩みよっていく。
「生きてる?」
「・・・なんとかな・・・」
意識を取り戻したブランドは上体をなんとか起こす。やり過ぎたか?だけど・・・これくらいやらないと、俺がやられてたからな。
「ウェンディのこと・・・思い出したか?」
「ああ・・・全部思いだしたよ・・・ありがとな、アデナウアー・・・いや、アースシリル」
エドシリルは口角を上げる。良かった〜、これでエドラスのウェンディも大喜びだな。さて、本題に入るか。
「エドシリル、さっそくで悪いんだけどさぁ・・・俺たちの仲間を助けるの手伝ってよ」
「お前は鬼か!?」
エドシリルはよっぽど疲れたのか、もう少し休みたいといった顔をする。そりゃあ俺だって疲れたわ!だけど・・・
「早くしないとみんなが大変なことになるんだよ!!」
「魔水晶とエクスタリアにぶつける作戦のことか?確かにぶつかってからでは取り返すがつかんからなぁ・・・」
エドシリルは俺の肩をつかんでゆっくりと立ち上がる。
「どうすればいいの?」
「ぶつけるのを阻止するには、鍵を手に入れるのが一番だと思うが・・・」
「鍵?」
エドシリルの言葉に俺は?マークを浮かべる。
「滅竜魔導士から奪った魔力は、竜鎖砲という物を動かすための動力源に使っている。要は鍵を壊してしまえば竜鎖砲を使えなくなり、魔水晶をエクスタリアにぶつける手段がなくなるのだよ」
「本当か!?」
「ただし、デメリットも一つだけ存在する」
エドシリルは人差し指を立てる。デメリット?
「滅竜魔
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