33決戦!フィフス
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◇いのり
「『少しは持ってね?』」
私はコカビエルに突っ込む
「ッ!!!!」
「『まだ、始まったばっかりだよ?しっかりして……』」
コカビエルはその一撃で吹き飛んでしまう。
手加減してるから決定打にはなっていない
「喰らえッ!」
コカビエルは無数の光槍を私に放つ。
だが――
『DivideDivideDivide』
白き龍#苧エ皇アルビオンの半減で光槍を半減させ消滅させる。
「ッ!? 馬鹿な!?」
「「ハアァァァァァアアァァァァ!!!」」
木場とゼノヴィアがコカビエルの不意を突き後ろから仕掛ける。そのとき私と真名は気が付いた、ゼノヴィアの持っている聖剣がデュランダルに変わっていたことに……
「甘いわ!」
不意をつかれたコカビエルだったが、二人を簡単な魔力障壁で防ぎ、羽で叩き落とす。
「くっ!」
「ぐっ!」
二人はなんとか空中で体制を立て直し地面に着地する。
「しかし、貴様らはよくもまぁ戦うな。信ずるものがいないというのに」
「・・・どういうこと?」
リアスさんが怪訝そうな口調で訊く。
コカビエルは大笑いしながら話を続けた。
「フハハ、フハハハハハ!そうだったな!お前達下々まで真相は語られていなかったようだな?
ついでだ、教えてやるよ。先の三つ巴の戦争で四大魔王だけでなく、神も死んだのさ!!」
「なん・・・ですって・・・」
「戦後、残されたのは神を失った天使、魔王全員と上級悪魔の大半を失った悪魔、そして、幹部以外のほとんどを失った堕天使。
どこの勢力も人間に頼らねば種の存続ができなくなったのだ」
「うそだ・・・そんなの、うそだ・・・」
真実を突き付けられたゼノヴィアは力が抜けて項垂れる。
「そんな、そんな……神は、主は、居ないのですか? 死んでいるのですか? では、私達に与えられる神の愛は……」
アーシアの疑問にコカビエルは可笑しそうに答える。
「そうだ。神の守護や愛がなくて当然なんだよ。まぁ、ミカエルの奴はよくやっている。神の奇跡を作り出す『システム』をなんとかセラフ連中で運用している。尤も、切られる信者も確実に多くなっているが。故に聖魔剣のような異質なものもできる」
こいつ………よくも!
「俺は再び戦争を始める!これを機に!!おまえたちの首を土産に!俺だけでもあの時の続きをしてやる!
我らが堕天使こそが最強だとサーゼクスにも、ミカエルにも!!フフフッ・・・ハーッハハハハハハハハハ!!」
「……神なら居るさ」
ヤマトの一言がコカビエルの笑いを消し去る
「今なんと言った?」
「何度でも答えてやるさ!神なら居るさ!幻想でも幻でも無い神がな!」
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