暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epico23其は天に座す竜を守護せし鉄壁の暴風〜Chevaliel〜
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デバイスをしっかりと握り締めてる。

「それでも逃げるの! わたし達が居たって、あの闘いに干渉できないでしょ!」

――燃え焼け(コード)汝の火拳(セラティエル)――

――女神の陽光(コード・ソール)――

炎の両手の平から火炎砲撃を発射するルシルと、大剣を軽々と振るって斬り裂いて対処するシュヴァリエル。

――咲き乱れし(コード)汝の散火(マルキダエル)――

炎の腕を振るって火炎弾をバラ撒いたルシルが「ジャッジメント!」ってコマンドトリガー(なのはのシュートや、フェイトのファイア、みたいな単一音声発動)を合図に、数十発の火炎弾を一斉爆破。包囲されていたシュヴァリエルが炎に包まれた。

――舞い振るは(コード)汝の獄火(サラヒエル)――

ルシルはそこへ向けて100本以上の火炎槍を「ジャッジメント!」一斉射出。着弾してさらに大爆発が起きた。その爆風だけでこっちが吹き飛ばされそう。あんなふざけた魔力を有した大火力魔法の連発、並どころか局や教会騎士団の上位でも耐えらんない。なのに・・・

「おら、どうしたよ! お前の全力はこんなものじゃないだろうが!!」

シュヴァリエルは無事だった。火傷を負った様子も無し。でもロングコートだけはとうとう焼けて破れきっていた。

――無慈悲たれ(コード)汝の聖火(プシエル)――

そんなシュヴァリエルの背後から蒼炎の龍が現れて、パクっとアイツを丸呑みした。ルシルは「第一級神罰執行権限・・・解凍!!」そう叫ぶと、その魔力がまた跳ね上がった。それはもう人間が出せるような出力じゃなかった。ルシルは目、耳、鼻、口、頭、指先、色んなところから血が噴き出してよろけた。もう限界なんて超えてるのが目に見えて判る。

「いや・・・いやや・・・もうやめて、やめてぇぇぇぇーーーーーーっっ!」

悲鳴を上げたはやてがルシルに向かって駆け出そうとしたのを「ダメ!」わたし達みんなで止めた。ホントはわたしだって駆け寄って止めたい。あんな無茶な真似、あまりに危険過ぎ。だけど出来ない。発せられる魔力があまりにも強大過ぎて、接近することすら難しいほどの衝撃波を生んでる。

「我が手に携えしは友が誇りし至高の幻想ッッ!! 星填砲シュヴェルトラウテ!」

詠唱したルシルの左脇に2m近い、質量兵器――無反動砲のような物が具現された。炎龍を暴風で吹っ飛ばしたシュヴァリエルが「それでこそだ!」大剣を勢いよく振り下ろした。

――剱乱舞刀(ケンランブトウ)――

黄金極光(ポラール・リヒト)!!」

真空の刃がいくつも放たれて、「っ!!?」ルシルを斬った。ルシルの右腕は肘の辺りから斬り飛ばされて血を撒き散らしながら宙を舞い、綺麗な長い銀髪も肩辺りでざっくり斬られて、
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