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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epico23其は天に座す竜を守護せし鉄壁の暴風〜Chevaliel〜
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ドヴルム。この前は変な巨人型ロストロギア(強かったよなぁ)をまんまと奪われちまったけど、今回はそうはいかねぇ。奴らの狙いっぽい子供はあたしら管理局が責任を以って保護するぜ。つうわけで、あたしらは見事にリンドヴルムを返り討ちにして、今は1つの場所に集めて地面に転がしてある。
『――事情は判った。そこから一番近いところを航行している艦と捜査官チームをすぐに・・・最短で30分だな。すぐに向かわせるから、そのまま待機を頼む。すずか。申し訳ないがもうしばらく結界維持を任せる』
「はい」
クロノ執務官に連絡を入れて、応援を寄越してもらうことにした。付近に次元航行艦もねぇし、アースラも今は本局だしな。つうわけだからもうしばらく結界内で、バインドで拘束したリンドヴルム兵を監視することになった。
「それにしても、どうしてリンドヴルムはこの男の子を狙ってやって来たんだろ?」
なのはが小首を傾げる。こん中でリンドヴルムと因縁があったのはあたしら八神家だけだったけど、なのは達も局に入ってからリンドヴルムみてぇな犯罪組織についても多く学んでることで、そんな疑問も当然出てくるわけだ。
「そうよね〜。魔力を感じることから見て魔導師よね。もしくは騎士」
「いやいや。こんななよっとした奴が騎士なわけねぇよ」
「そうとは限んないでしょ。あんたやシャマル先生みたいな華奢なのも騎士やってんだし」
アリサとそんな話をしてると、今回のリンドヴルム兵の中で一番若い奴(なのは達がブッ倒した奴だな)が目を覚まして、「くそ・・・。ツイてねぇ、全くと言っていいほどツイてねぇ」ってあたしらを見て自嘲した。
「ああ、そうだな。お前たちはツイていなかった。よりにもよって、我々が居るこの海鳴市へ少数で来て、しかも喧嘩を売ったのだ。自嘲したくなるのも解る」
シグナムがそう言い放った。運が悪かったとしか言えねぇよな、確かに。だけどソイツは「俺の事じゃない。お前たちだよ、ツイてないのはさ」って嘲笑いやがった。
「どういうことや・・・?」
「ハハ、ハハハ、ハハハ・・・・」
「ちょっとアンタ、笑ってないで答えなさいよ」
「ヒヒ、フフ、フハハハ・・・フヒヒ・・・!」
「うぅ、はやてちゃん。この人、こわいですぅ・・・」
それから何を言っても狂ったように笑い続けるから、もう1度気絶させてから放置ってことになった。怖がるリインをはやてと一緒にソイツから離して、あたしとシグナムとザフィーラとルシルの騎士組だけでリンドヴルム兵の監視を務めて、なのはら魔導師組+シャマルとシャルは子供の保護優先の陣形で待機だ。
「やっぱりどれもこれもロストロギアだった物のレプリカだな。とは言ってもオリジナルの性能と同等に近いと思う」
「その割にはつ
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