暁 〜小説投稿サイト〜
FAIRY TAIL〜水の滅竜魔導士〜
エドラス王の作戦
[9/10]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
、親指を立てて、自分を指さす。

「強い上にトークも切れる!さらにこの美形!!天は俺に三物を与えた!!エドラス一の美形魔導士、シリル・ブランドとは、俺のことだ!!よろしく!!」
「「「「「「「・・・」」」」」」」

あまりの自己紹介に、俺たちは言葉を失う。

「どうした?戦う前から俺のすごさが伝わってしまったか?」
「えぇ・・・すごいバカですね・・・」

呆れてしまう俺たち・・・こんなのがこっちの世界の俺かぁ・・・泣きたくなってきた・・・

「やろう・・・」
「シリル・・・こいつ強ぇぞ」

ナツさんとグレイさんは口から出ている血を拭いながら言う。二人が認めるってことは、実力は本物か?
そこで俺はようやく気づいた。エドラスの俺が持っている魔法(ぶき)、ミストガンが背中に背負ってた杖と一緒だ!!

「その杖・・・」
「ああ・・・なんでも、昔俺と仲のよかった奴がくれたものらしい。俺も覚えていないがな」

覚えてない?洗脳の効果なのか?

「さて・・・悪いが君たちには、ここで大人しくしていてほしい。そうすれば、命くらいは助けてやるぞ?」

ブランドは杖を振り回しながらそう言う。だけど・・・俺たちは仲間のために、いかなきゃいけないんだ!!

「ナツさん!グレイさん!ルーシィさん!ウェンディ!こいつは俺がやります!!先に行ってください!!」
「いけんのか?」

グレイさんが心配そうにいう。

「やります!!」

仲間のために・・・それに・・・エドラスのウェンディに連れて帰ってきてと言われたから・・・こいつは俺が倒さなきゃいけない!!

「ほう・・・一人に足止めさせて、他の者は目的地に向かう・・・正しい選択だな。いいだろ、行くがいい」

ブランドはそういって道を開ける。ずいぶん物わかりのいい人だな。

「気を付けろよ!シリル」
「頼むぞ」
「みんなはあたしたちが助けるから」
「気を付けてね、シリル!」
「負けないでよ!!」

ナツさんたちはブランドの脇を抜けていく。

「僕は残るよ〜。シリルをあとで魔水晶(ラクリマ)まで連れていかなきゃいけないからね〜」

セシリーはそういってその場に残る。

「ありがとう、セシリー」
「ううん。みんなのためだからね〜」

俺はお礼を言ったあと、ブランドに向き直る。

「さあ、始めようぜ!!」
「うむ。いい目をしているな。そして可憐だ」
「うるせぇぞ!!水竜の鉄拳!!」

俺が水を纏った拳でブランドに突っ込む。ブランドは体の前で杖を振り回し始める。ブランドが杖を振り回すのをやめたかと思うと・・・そこには大きな魔方陣が出来上がっていた。

第四水魔法(フォースヴァッサァマジェス)水しぶき(スプラッシュ)
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ