短編96「マシュ」
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の方が手足短くてズングリムックリなのだ)立派な馬、みたいな馬だったそうだ。
僕はそれを聞いて、馬同士でなにか連絡しあっていたのかな!?と思った。
この間、久しぶりに夢の中でマシュに会った。僕は、言えなかったお礼を言った。マシュはどこかへ出かけなきゃいけないと言っていた。もう会えないのか聞くと……
「分からない」
と、言っていた。
マシュにはマシュの役目みたいなものがあるのかもしれないと思った。僕は最後に……
「マシュの願い事はないの?」
と、聞いた。
するとマシュは……
「笑顔を見る事」
と、笑って言って、いつもの短い足で、パカパカ走って行ってしまった。
その日僕は、泣きながら夢から覚めた。 気づくと、息子がマシュの手を持って心配そうに僕を見ていた。僕は安心するように……
「おはよう」
と、優しく息子に言ったのだった。
おしまい
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