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ソードアート・オンラインーもしもあの時、サチが死ななかったらー
SAO
赤鼻のトナカイ
第4話
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響き、サチは71にレベルアップした。
ニコラスが倒れた後、キリトはその場に腰をおとした。
ーーーーーーーーーー
サチ『キリト、蘇生アイテムは?』
キリト『あ、ああ』
キリト近づいたサチは蘇生アイテムの事を聞いた。サチに聞かれたキリトは、システムウインドウを操作して蘇生アイテムを探す。因みに、キリトとサチはアイテムを共有させている。結婚はしていないが、サチの希望でそうすることになった。数分後、蘇生アイテムが見つかった。キリトは慣れた手つきで、蘇生アイテムをオブェクト化する。
キリト『これが、<還魂の聖晶石>。』
サチ『綺麗……。』
蘇生アイテムの名は<還魂の聖晶石>。宝石の様に光輝いていた。2人は、その美しさに暫し見惚れた。
サチ『あっ、そうだ。キリト、使い方は?』
キリト『ああっ、ちょっと待ってくれ、今調べる。』
サチの問いに、キリトはメニュー覧からヘルプを選択し、使い方を確認した。
それによると、「対象プレイヤーが死亡してからの10秒間なら蘇生可能」っと言うものだった。
それを見た2人は呆然とした。特にサチに至っては目に大粒の涙を浮かべていた。
サチ『キリト…何で…何で現実はこうも残酷なの?』
キリト『解らない。だが解っているのは…テツオ達は2度と戻って来ない事だけだ。』
サチ『う、うん……。』
2人は全てを察した。2人の今までの努力は何の意味もなかったのだと……。
そして、暫くして落ち着いた2人は…、
サチ『でもキリト…今回のお蔭で得た物だってあるよ。』
サチはキリトに囁いた。
キリト『得た物?』
キリトはサチの言葉に疑問を抱いた。
サチ『この世界を…アインクラッドを……生き抜くための力だよ。』
キリト『??』
サチの言葉に、キリトは驚きを隠せなくなった。
確かに、今の2人は充分強くなった。SAOでも、2,3位を争う程に……
キリト『ふっ…そうだな、サチ。共に生き抜こう、そして共に帰ろう、現実の世界に……』
サチ『うん、私、絶対にキリトを守る。だから、必ず帰ろう、現実の世界に……約束だよ。』
キリト『勿論だよ、俺もサチを守る。約束だ。』
サチ『うん??』
キリト『さて、宿に戻ろうか。』
サチ『そうだね。でもその前に、クラインさんにちゃんとお礼を言わないと。』
キリト『そうだな。じゃあ、クラインの所に戻るか。』
サチ『うん。』
必ず現実の世界に帰ることを強く約束した2人は、まずクライン達の元に戻ることにした。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ワープポイントから出た2人の目に映ったのは、クライン達の<風林火山>、<聖竜連合>は何処にもいなかった。
クラインによると、<聖竜連合>のリーダーとのデュエルに勝利して、彼等を追い払ったそうだ。
サチ『あり
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