暁 〜小説投稿サイト〜
101番目の舶ィ語
第三部。終わる日常
第一章。赤マントのロア
第一話。雷雨の中の襲撃者
[7/7]

[8]前話 [9] 最初 [2]次話
るのか?
何の為に?

「……げほっ……なあ……もしかして、俺に……そっちに行ってほしいのか?」

なんとか声を振り絞って、そう尋ねてみる。
反応はない。

「だったら……」

いっそそっちに行ってやるよ!
本音を言うとわざわざ自分から女の子の場所に行きたくはないが、俺は『不可能を可能にする男』、『エネイブル』だ!
目の前で困っている奴を見捨てられない。
そんな寝覚めが悪いことは出来ない。
それこそ、神隠しの中にだって平気で突っ込んでいくような男だ。

「俺を」

連れていけ。
そう、言いかけた時だった。

「えっ、男?? 間違えた!」

そんな声が聞こえて。

「……はい?」

俺は思わず聞き返してしまった。
[8]前話 [9] 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ