第4章 ハイネセン同盟軍統合士官学校
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型戦闘艇の大活躍場所で駆逐艦群は20〜30隻の小集団で敵を閉鎖的な宇宙空間に誘い出し袋叩きにするか、小型戦闘艇は1個空戦中隊程度で小惑星に潜み、敵の艦橋または機関部に集中砲火を浴びせ撃沈するのである。
このようにして、私は学年で1か2位の艦隊シュミレーション名手になった。しかし、ある一人の後輩に絶対にかなわなかった。それは
あのドワイト・グリーンヒル中将の娘である
フレデリカ・グリーンヒルである。
彼女は私の弱点を見抜き、通信や偵察で確実に情報を手に入れて攻勢に打って出てきた。
しかし、そんな私にも先輩も後輩も同級生にも確実に勝てるものがある。
それは、地上戦シュミレーションである。
私はヘリか航空機を用いた敵後方への空挺強襲作戦を得意としており、これを的の補給線が伸びきっている瞬間などの絶妙なタイミングで打ち出すと敵はビビって交代するので機甲部隊と機械化歩兵部隊を送り込み、敵後方まで侵入し空挺強襲部隊と合流ののち残りの敵を分断、各個撃破するというのが基本戦術である。
フレデリカもこの地上戦シュミレーションも第2学年では1位であったが、こんなところで負けるのは私のプライドが許さない。
完膚なきまでにやり込めてやった。
しかし、私にはもっと面白いことがあった。
一つは地上戦の実戦演習であるがもっともっと面白いのは対艦特殊強襲揚陸演習を帝国軍の捕獲戦艦に対してローゼンリッター連隊とともに行えることであった。
ことあるごとにリューネブルク大佐に戦術指導をしてもらい、シェーンコップ少佐には白兵戦指導をいただいた。
練習対艦強襲揚陸艦で帝国軍捕獲戦艦に強襲接舷
戦艦の防御壁を超高熱いっぺんに溶解し、
私は、士官学校生1個中隊とカスパー・リンツ中尉の1個中隊で突入。
中にいる第34即応白兵戦教導連隊1個大隊が迎撃に来る。
私は先鋒を切って敵の中尉と斬り合う。
さすがに、教導連隊であるため強い。
だが、私にもプライドがある。負けるわけにはいかない。
胴フェイント面で敵をドロップアウト。
味方を艦橋の方へ戦術的に移動させる。
数個小隊を使って陽動。
警備の薄くなったブロックへ残りを使って突入。敵の1個小隊発見!
すぐに斬り合いになる。
敵の伍長を訓練やりでドロップアウト
なかなか強い軍曹と取っ組み合いになる。
一瞬自分の胴が空く!
トマホークがきた!!!
と思った瞬間に、軍曹のヘルメットが赤く点灯する
リンツ中尉が
「坊や、ボケボケするな!行くぞ!!」
私は
「はっ!」
と答えて、リンツ中尉の小隊とともに艦橋部へ侵入。
敵が訓練用ペイントライフルを放ってくる!
フラッシュパン投擲!
艦橋制圧。敵の艦長をトマホークの一撃でドロップアウト。
訓練終了
これを見ていた大佐は
「小僧。だいぶ上手くなった
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