28決戦前
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そうですが……」
まあ、呼ばないのは仕方ない…特に会長のお姉さん、あれはひどい…
「既にサーゼクス様に打診しましたわ」
そこにはいつもより真剣な表情をした朱乃さんがいた。
「朱乃!あなた、何を勝手に……!」
「リアス、あなたがサーゼクス様にご迷惑をおかけしたくないのは分かるわ。けれど、相手は堕天使の幹部。幹部がきた以上、あなた個人で解決できる遥かに超えているわ。ーー魔王様の力を借りましょう」
リアスさんは何か言いたげな様子だったけど、朱乃さんの言葉に一理あると判断したらしく、大きな息を吐いてから静かに頷いた。
それを確認して、朱乃さんはいつものニコニコフェイスになる。
「ご承諾ありがとうございます、部長。サーゼクス様の加勢が到着するのは一時間後だそうです」
「一時間……。分かりました。その間、私たちは名と誇りにかけて、結界を張り続けてみせます」
朱乃さんから到着時刻を聞いた会長はメガネを上げると、決意が満ちた表情で学園を見据える。リアスさんは私たち眷属の方に身体を向けーー闘志が満ちている瞳を見せる。
「……さて、私の下僕悪魔たち。私たちはオフェンスよ。結界内の学園に飛び込んで、コカビエルの注意を引くわ。今までとは違って厳しい死戦となるでしょう。……それでも、死ぬことは許さない!全員生きて帰って、あの学園に通うわよ!」
「「「はい!」」」
「俺から言うことは一つだ。全力をだせ。サポートは何でもしてやる!」
「「「「はい!(ええ!)(うん!)」」」」
「わかってるわ」
「私もがんばるよ!」
みんながみんな気合いを入れる。
待っててコカビエル……確実に仕留める!
続く
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