ターン27 鉄砲水ともう1つの『真紅』(前)
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舞台装置
遊 LP3800 手札:3
モンスター:神獣王バルバロス(攻・レインボー)
魔法・罠:レインボー・ヴェール(バ)
1(伏せ)
「僕のターン、ドロー!」
バルバロスの攻撃力は1900。ペンギン・ナイトメアにはフィールドにいる限り水属性の攻撃力を200ポイントアップさせる永続効果があるけれど、それを含めてもこのままツーヘッドを召喚するだけじゃあまだバルバロスを倒すには攻撃力が足りない。それにバルバロスは妥協召喚されて自身の効果で攻撃力の下がったモンスター、効果を無効にされれば攻撃力は一気に3000に跳ね上がる。それならこちらも大型モンスター、それもあちらの王よりももっとすごい魚の王で立ち向かうまでだ。
「魔法カード、スター・ブラスト発動!ライフポイントを500の倍数払って、その数値に応じて手札かばのモンスターのレベルを下げる!僕は1500のライフと引き換えに、手札のシーラカンスをレベル4にして召喚するよ」
清明 LP4000→2500
超古深海王シーラカンス 攻2800→3300 守2200→2500 ☆7→4
「さらにシーラカンスの効果発動、魚介王の咆哮!手札を1枚捨てて、デッキからレベル4以下の魚族を出せるだけ特殊召喚……おいで、みんな!」
フィッシュボーグ−アーチャー 守300→600
キラー・ラブカ 守1500→1800
シャクトパス 守800→1100
「はいはい、おきまりの流れご苦労様〜」
「悪かったね、代わり映えしなくて。だけどこれはどう?今手札コストとして捨てたハリマンボウの効果発動、相手モンスターの攻撃力を500ポイントダウンさせる」
神獣王バルバロス 攻1900→1400
バルバロスの攻撃力がさらに下がった。ということは、もしあの伏せカードがバルバロスのお供として有名な禁じられた聖杯だとしてもその攻撃力は2900までしか上がらないということだ。もしあれが聖杯のカードだった場合、攻撃力3300のシーラカンスだとギリギリ100の差で負けちゃうからね。
「まだまだ行くよ、ペンギン・ナイトメアも攻撃表示に変更!」
ペンギン・ナイトメア 守2100→攻1400
このターンで終わらせる、とまではいかないものの、それでも攻撃が通れば大ダメージは間違いない。それだというのに、こちらがイライラするほど余裕ぶった態度を崩さない遊。完全に向こうのペースに乗せられてるな、と心では理解できているし、そもそもこういった心理合戦、つまり相手をイラつかせることに関しては僕も決してできないわけじゃないのだが、あの遊の言動の一つ一つがはやたらめったら見ているだけで癇に障る。もしあれがわざとやってるんだとすれば、とんでもない演技派だ。
「攻撃可能
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