転校生の時間・1時間目(2016/05/16 一部加筆修正)
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て、クラス全員がイラついてんだよ。だから、授業中に暗殺始めたら殺センセーより先にテメェをブッ壊すって警告してんだ」
「…………」
「どうした?ブッ壊すって言われてビビってんのか?まぁ、こっちとしては好都合だけどな。殺センセーを本気で暗殺する気なら、まず学生の常識ってのを身につけてから出直して来いや。このサーバマシン(仮)。
それが無理なら、今度は俺の無限の空の1つを喰らわせてやる。喰らった瞬間にお前は廃品確定だけどな」
俺はそう言い終えると、再度原さんの席に座った。この6限目、今日1日で唯一まともな授業が行われた時間となった。
そして、俺が半ギレした翌日。またまた、偶然にも登校途中で神崎と鉢合わせた俺が教室に来てみると―――
「「た、体積が増えてる」」
サーバマシン(仮)の体積が明らかに増えていた。一晩の間に一体何があった?そんなことを考えていると、いきなり俺達の背後に現れた殺センセーが説明を始めた。
「親近感を出す為の全身表示液晶に体と制服の自作モデリングソフト、豊かな表情と明るい会話術を操る膨大なソフトと追加メモリ。全て合わせて20万円!先生の財布の残高、5円!!」
「おはようございます!イッキさん、神崎さん!!」
殺センセーの説明が終わると同時に、巨大化した液晶にはサーバマシン(仮)の全身が映し出され、昨日から考えられない笑顔を俺達に向けてきた。
………ってか、殺センセー。生徒の為ならマジで身を削るな。こんな先生、俺は見たことないから普通に尊敬するわ。
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