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ダンジョンに転生者が来るのは間違っているだろうか
転生しました
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「おう、いるぜ。んじゃ、さっさと決めて、さっさと行けや」

的から五メートル程離れたところに立たされる。
もうここまできたら仕方ないと諦め、的に集中する。
よく見れば、先程俺が希望したFateもあった。が、いじめなのかなんなのか、その幅が極端に少ない。どれくらいかと言えば一センチないくらい。
そして、大半を閉める『学園黙示録』の文字

「どう見てもいじめだよね?」

「ま、他のやつもあるから楽しみにしとけ」

「無理だから!俺、死んじゃうから!」

「安心しろって。どれが当たっても、能力とか力は与えてやる」

「チェストォ!!」

投げたね。もう思いっきり投げたね!
後ろで調子いいよなお前とか呆れながら言われてるけど、そんなこと関係ないもんね!

一方のダーツの矢はというと、真っ直ぐに的に向かって飛び、見事に命中。
見たところ、学園黙示録は回避できている。

「お、『ダンまち』の世界か。よかったじゃねぇか」

「『ダンまち?』あれか?ダンジョンに青春ラブコメを求めるのは間違っているってやつか?」

「混ざってる。それ、作品が二つ混ざってるから」

冗談ですたい。

「けど、大まかな設定を知ってるくらいで細かいとこを知らないんですけど……」

「今更敬語かよ。まぁいい。 それはあれだ、上司の指示だしな」

「はぁ、見た目それでも、上には弱いんですね」

「しばくぞ」

「すんませんでしたぁ!!」

なんか、ものっそいドスの効いた声で言われた。怖いよ、この神様ほんと怖いよ!

「ったく、あんまし調子にのんじゃねぇよ。 んじゃ、早速能力決めるか。なにがいい?」

「はい! Fateの英霊の力がほしいです!」

「んじゃ、五つ引いてくれ」

今度は、どこからともなく現れた箱を差し出された。あれだ、籤引きの時のあれだ。
箱を見て固まる俺に、神様はどうした、ホレホレと早く引くように催促してくる。
……うん、わかってたよ。素直に好きなの選べないことくらい。

「一応聞きますけど、これ中身はFateのやつonlyなんですよね?」

「オンリーだけ無駄に発音いいな。安心しろ。そこは保証する」

良かった。それが分かっただけでも十分だ。

「でも、何で五つ?」

「魔法用の奴で三つに、スキル用ので二つだ。魔法は増えんが、スキルは今後のお前の過ごし方で気が向けば、また籤を引かせてやるよ」

あ、それと、と神様は続ける。

「三大騎士クラスの能力はスキル、魔法合わせても一つまでだ。出た瞬間、他のやつは消えるようになってる。 何故かは聞くなよ?俺にも上司の考えてることなんざわかんねぇんだからな」

つまり、三大騎士クラスの能力
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