暁 〜小説投稿サイト〜
ハイスクールD×D大和の不死鳥
25木場の説教
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◇いのり

夢幻の天剣トワイライト・ファンタジアをかまえる私と擬態の聖剣
エクスカリバー・ミミック
を日本刀型にしてかまえるイリナ。

「いくよ! いのりさん!!」

先にイリナが私に斬りかかる。

「………」

私は避けることなく振り下ろされる聖剣を天剣で弾く

「そんなので勝てると思う?」

「なら、全力でいくよ!」

擬態の聖剣
エクスカリバー・ミミック
の先っぽがウニョウニョと動き出し、私に向けて伸びてくる。

「天剣を………私を甘く見ないで………」

パキィン!

「え………そ、そんな………」

私が夢幻の天剣を一回振るい、イリナの聖剣とぶつかるとその一瞬で砕け散る。

「これが、折れた聖剣(エクスカリバー)≠ニあなたの実力………」

「そんな………」

かなりショックだったのかイリナはへたり込んでしまう

「あとはあっち………」

『ハアァァァァァァ!』

『くっ………』

私達の隣ではゼノヴィアと木場が激しくぶつかり合っていた。

「木場……完全に周りが見えてない……復讐の目………」

結局はこうなってしまった………運命は変えられない……

「早く帰りたい………【 王の財宝 
ゲート・オブ・バビロン
】……」

私はもう一度【 王の財宝 
ゲート・オブ・バビロン
】を使いもう一本剣をだし、剣がぶつかり合う寸前に割り込み二つの剣を止める

「いのりさん、邪魔をしないでくれる?」

「イリナが負けたのか!?」

ゼノヴィアはイリナが負けたのを驚き、木場は私にも殺気を向ける

「木場……復讐しても何も意味はないよ?」

「そんなの、わかってる!でも、同胞を殺された憎しみは消える!」

馬鹿な悪魔…

「なにも、わかってない……復讐はまた、復讐を呼ぶだけ……」

そうだよね……ヤマト……

「なら、どうしたらいいんだい?復讐を止めたらいいのかい?」

「そう………じゃない……聖剣を恨まないで……その元凶……聖剣計画≠フ発案者を恨んで………虐殺した人なら…聖剣より楽…」

聖剣を殺れば現状教会と戦争になってしまう可能性がある……でも、聖剣計画≠フ発案者……虐殺の屑なら堕天使側に居ても関係ない……

「そうだね。いのりさんの言うとおりだね……でも、僕の同胞は聖剣で殺されたんだ!」

木場の目には涙があふれていた

「失った物ばかり数えないで!無いものは無い!!確認して!あなたにはまだ残ってるものは何に!!」

私は珍しく大声で木場を怒鳴る

『いのりのキャラじゃないわよ』

見学している真名から聞こえた……確かに私じゃない

「もう一度聞くよ。あなたに残ってるものはなに
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