第3話
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ングの帰りに毎日行けばいいか。
「ハァハァハァ」
「お疲れ様です。一誠くん」
ランニングが終わり神社に行くと、そこには朱璃さんが水を持って立っていた。
「ハァハァ、ありがとうございます姫島さん」
「あらあら、朱璃でいいと言ったじゃないですか」
「そ、それはちょっと年上ですし」
「呼ぶまで水は渡しません」
「そんなぁ、姫島さん」
「姫島さん?それは誰のことですか」
「くぅ、し、朱璃さん///」
「よくできました、では水をどうぞ」
俺が初めて姫島神社を訪れてからすでに3ヶ月ほど経過していた。
何度か訪れていると朱璃さんから娘の朱乃ちゃんを紹介された。最初のうちは怖がって朱璃さんの後ろに隠れていたがそれも時間がたつにつれて仲良くなっていった。
後、朱乃ちゃんと遊んでいる時、たまたま、朱璃さんの夫であるバラキエルさんが帰ってきたことがあったが俺と朱乃ちゃんが遊んでいる時、その光景を見たバラキエルさんが突然襲ってきた。
まあ、朱璃さんが止めてくれたけどあの時は本気で死を覚悟した。だって、目がむちゃくちゃ血走ってたもの。
これが、約3ヶ月で俺が体験したことだ。その時、
ゾクッ
何か背筋の凍る感じがした。
「これは!?」
「朱璃さんこれは」
「一誠くん、朱乃家の中に入ってなさい!!!」
朱璃さんがとんでもない剣幕で叫ぶ。俺はその言葉に従い朱乃ちゃんを連れて家の中に入った。
「一誠くん、何があったの?」ブルブル
朱乃ちゃんが震えながら聞いてくる。
「わからないけど今は朱璃さんの言うとおりにしよう」
「うん、分かった」
「見つけたぞ!!姫島の面汚し!!!」
絶望はすぐそこまで迫っていた。
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