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資料 恋姫時代の後漢
資料 恋姫時代の後漢
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あり、主食となっていた時代が長かったが、漢代には一年二毛作、輪作に向かず後に主食の座から転落したと言われる。しかし、後の唐代には華北にて粟と小麦または粟と大豆を組み合わせた二年三毛作が普及して発展に寄与しており、凋落は限定的な見方だろう。華北の二年三毛作は後漢代から成立していたとの研究もある。
 長期保存に向いており、よく備蓄された。病害虫にも強いが鳥害には比較的に弱い。
 近年では1ヘクタール3トン近い収穫量だが、古い時代にも比較的に収穫の多い作物とされた。19世紀の記録では精白後換算で1ヘクタール1トン程度、1畝31.7s。
 余談ではあるが、20世紀にはアメリカの雑穀生産の9割を占めたこともあった。
 味は淡泊で、そのまま炊いて食べるか、蒸したり、その後に餅にしたりもした。

 稗。ヒエ。畑でも水田でも栽培が可能。
 春に種をまき、およそ4ヶ月半後の初秋に収穫。または春に種をまき、晩春に田植え、田植えからおよそ4ヶ月後の秋に収穫する。
 やや背が高く、品種にも寄るが130pほどになる。また、粒が小さく外皮が硬いため脱穀や精白に大変な難がある。機械による脱穀もかなり近代のものが必要とされる。
 米よりもさらに牛馬の飼料に向く籾殻や藁が採れる。冷害、湿害、干ばつ、塩害、病害などに強く、長期保存も利き、栄養価も高い優れた穀類。
 一方でいくつかの害虫が付きやすく、発生時には大きな被害を受けることが多い。
 味噌や醤油などの加工品が存在する。やや味の癖が強く、食感もぱさつく。
 19世紀の記録によれば収穫量は籾の状態で1ヘクタール3トン程度だが、精白後には1ヘクタールで1トン程度、1畝31.7s相当に減る。

 黍。キビ。畑で作る。
 暖かい土地では早春に種をまき、およそ4ヶ月後の夏に収穫する。涼しい土地で初夏に種をまき、およそ4ヶ月後の初秋から晩秋に収穫。
 当時の中国では酒と言えば黄酒。黍は薫り高く癖の強い黄酒の原材料。黄酒は古くから個人で作るものであり、人々は黄酒を先祖の霊にお供えしたのだとか。うるち米が黄酒の原材料として扱われるのは主に田舎とされていた長江よりも南の地方。
 乾燥にとても強く生育期間が短く収穫も容易だが、鳥害に弱い。
 しっかり水を含ませてから炊き、温かいうちにすり鉢などで潰しながらこねれば餅状の物体になる。いわゆるきびだんご。
 後の唐代には高貴な身分の人間のみが常食する、おめでたい穀類となっていた。
 19世紀の記録では精白後換算で1ヘクタールで500s程度、1畝16s弱の収穫。

 大豆。ダイズ。畑で育てる。
 暖かい土地では春から初夏に種をまき、およそ3ヶ月後半の晩夏から秋に収穫。涼しい土地では初夏に種をまき、およそ4ヶ月後の秋から晩秋に収穫する。
 痩せた土地でも育てやすく、栽培
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