資料 恋姫時代の後漢
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相当。ローマの成人男性1人当たりの穀物消費量が1日1s程度と言われていたので、大体計算通りと言える。
軍馬は毎年の装備更新で2000銭と餌で毎年40石1.07トン、8000銭相当を消費していた。
兵役によって集められる非戦闘員は、23歳から56歳までの男性。人口5000万人の5割が男性とし、2500万人の40%を該当する年齢と仮定すると、1年を1期として2期の兵役義務を負う人口は約60万人となる。
60万人の非戦闘員に支給される食料の総量は1320万石。私物化して良いらしい衣服の支給額は毎年9億銭。何年かにまたいで更新するだろう装備品が約60億銭分。3年で更新ならば毎年20億銭、4年なら15億銭、5年なら12億銭、6年なら10億銭、10年なら6億銭、12年なら5億銭。物価について書かれた記述を信じるならば4年更新だが、毎年3400銭を信じるならば60万人で20.4億銭、5から6年での装備更新と毎年の服の支給で大体釣り合うと思われる。
職業軍人たる騎士は、装備の方向性が異なるものの、ほぼ同額程度の装備と食料、兵役では貰えなかった給与を年間8000銭受け取っていた。ただし軍の規模は不明。
1万人あたりの維持費は食料22万石、衣服1500万銭、給与8000万銭。年をまたぐ装備更新費が1億銭。ただし、戦闘員は訓練からして非戦闘員とは区別されたので、装備の更新はかなり早かったと思われる。2年更新なら毎年5000万銭、4年更新なら2500万銭。5年なら2000万銭。
10万人あたりで同じく食料220万石、衣服1.5億銭、給与8億銭。年をまたいで10億銭。2年なら5億銭、4年なら2.5億銭、5年なら2億銭。
軍馬を全く考慮しなければ以下の通り。
非戦闘員60万人に装備5年更新で毎年9億+12億銭=21億銭。加えて食料の支給が1320万石。
騎士10万人に装備2年更新で9.5億+5億銭=13.5億銭。同じく食料の支給が220万石。
軍馬を含めると費用は1.5倍以上に跳ね上がる。
上記の税収から、おおよそ60万人+10万人で軍事費を使い切る計算になる。平時にこの規模を大きく上回ることはなかったのではないだろうか。
ちなみに葬儀費用は一人あたり3400銭。
将軍の給金は一人当たり毎年10万〜60万銭。兵士100人分にも満たない。
なお、史実では後漢安帝時代の対外戦争費が10年で240億銭とのこと。主な相手は羌(西)、匈奴(北北西)、鮮卑(北北東)、高句麗(東)、穢貊(東)。
これは5方面の合計が、年平均で15万人規模の騎士の維持を必要としたとすれば妥当な数字だと思われる。もちろん平時の軍費に上乗せした額だろう。
船について。
当時の船はジャンク船の原型となった物と言われる。
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