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資料 恋姫時代の後漢
資料 恋姫時代の後漢
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類などに残るのは主にこの名。姓+名、役職+姓名、名などで記されることが多い。

 字。
 成人(21歳)の前後に名乗り始めるもの。社会人として独立するのに合わせるもので、ニュアンスとしては「独立するぞ」というより「独立した」に近い。
 名家などでは親や親類が名付けることもあるが、そうでない場合、つまり大半において『自分で』名付ける。名に関連した語句や漢字が用いられる。流行があったり、教養を測る基準などとなっていた。例えば劉備の『備』は生まれつき持つの意味が、『玄徳』は老子の能爲第十にある一節で『道』を知る君子の持つ神妙な仁徳を指している。
 なお、曹操孟徳の「孟」や孫策伯符の「伯」は長男の意味。「仲」は次男、「叔」は三男、「李」は四男または末っ子を指す。
 孫堅の子供、孫策(伯符)、孫権(仲謀)、孫翊(叔弼)、孫匡(季佐)や、司馬防の子供、司馬朗(伯達)、司馬懿(仲達)、司馬孚(叔達)、司馬馗(季達)、司馬恂(顕達)、司馬進(恵達)、司馬通(雅達)、司馬敏(幼達)などが代表的。
 後世に伝わることは相対的に少なく、活躍した人物でも字が伝っていないこともある。
 それなりに知り合った間柄では姓+字+敬称で呼び、親しい間柄では姓が省略される。孫権が部下の周泰を呼ぶ際にも「幼平殿」と慎重に口にしたというエピソードが残る。
 珍しい例だが、字を付けるときに文字かぶりなど起こした場合、過去の一族や読み方が同じ漢字の人や意味を引き合いに出すなどして名を変えることもあった。

 幼名。
 小字などと呼ばれる。子供の頃の愛称。名前を付けたのはいいが呪術を掛けたくないのでこうやって呼んでね、という意味で付けられる。あまり良い意味ではない漢字を使うのが良い、とも言われていたそう。
 曹操の「阿瞞」「吉利」、劉禅の「阿斗」が有名だが、現代まで伝わる幼名は極めて少ない。「阿」は既に「○○ちゃん」という意味なので「阿瞞ちゃん」とは言わない。
 魯粛が呂蒙を馬鹿にして呼んだ「阿蒙」も「(未熟な)蒙坊ちゃん」という意味。

 号。
 別号や道号とも呼ばれる。三国志では人に付けて貰う事が多い気がするが、ペンネームのようなものなので割と好き勝手に付けることが出来た。大半が2文字から4文字。
 「臥龍」や「鳳雛」や「水鏡」が有名。
 法名や法号や道名もこのくくり。法名「玄奘」、法号「三蔵法師」が有名。

 真名。
 恋姫シリーズ独自のもの。特別に親しい間柄の人物に、心を許した証として『本人が』呼ぶことを許す名前。本人の許可なく真名を口にすることは(真名が許された他者の手で)問答無用に斬られても文句を言えないほどに失礼とされる。名(諱)に似ているが、親しい間柄で日常的に用いる点などで異なっていると思われる。
 字を持っていない人物にも真名があること、
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