暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epico22竜の強襲〜The 2nd task force : Dragon Eyes〜
[6/12]
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
純粋で、隠し事なんて出来ない優しい子だから。なのはちゃんは手札をシャッフルして、「はい、はやてちゃん!」に手札を差し出した。はやてちゃんもなかなかにポーカーフェイスが下手なんだけど、なのはちゃんに比べればマシかな。
「あ・・・、ほっ・・・、あ・・・ほっ」
「「「「「判り易い・・・・」」」」」
緊張と安堵の表情の差がハッキリし過ぎだよ、なのはちゃん。はやてちゃんが「ほい、これや」カードを引くと、「はぅぅ・・・」なのはちゃんが肩を落とした。ジョーカー以外が引かれたんだね。で、最終的に「わたしも上がりや♪」はやてちゃんがなのはちゃんの手札2枚の内から1枚を引いて上がったことで、「にゃぁぁぁ!」なのはちゃんの負けが確定。
「もう1回! あと1回だけ!」
トランプを集めてシャッフルするなのはちゃんがもう1戦を提案。断る理由もないから、第2戦に入る。だけどその前に「ごめんね、ちょっとお手洗いに」私は席を立って、私の代わりにアリシアちゃんが入ってもらうことにした。
「俺も少し席を外すよ。シャル。代わりに入ってくれないか?」
「あいあーい。手加減しないよォ、なのは〜?」
「あたしももういいよ。フェンリル、代わっとくれよ」
「いいよ〜」
私とルシル君とアルフに代わり、シャルちゃんとアリシアちゃんとフェンリルさんが入った。部屋を出て私はお手洗いに、そしてルシル君は「売店に行くの?」に向かおうとしたからそう訊いてみた。
「ん? ああ。少し小腹が空いて。部屋に元々あった菓子はもう無いし、食料調達だ」
「珍しいね。だけどルシル君。寝る前にお菓子は美容に悪いよ?」
ルシル君にしては珍しいと思う。ご飯の後ですぐに間食だなんて。ルシル君は「男にそんな心配は無用」って微笑んだ。そんなルシル君と別れてお手洗いへ。用事を済ませて部屋へ戻ろうとした時、「はい・・・?」誰かに呼ばれたような気がして後ろを振り返ったけど、そこには誰も居ない。小首を傾げながらもまた歩き出して、「・・・??」今度は気配のようなものを感じたからまた立ち止まる。
≪どうかしまして? すずか≫
「なにかに呼ばれているような気がして・・・。気配もあったような・・・?」
ちょっと気になったから旅館の外に出て見ることにした。普段ならここまで行動的にならないんだけど、今回はどうしても気になっちゃった。
≪すずか? お待ちくださいな。皆さんに一言断りを入れた方がよろしいのでは?≫
「気の所為の確率の方が高いし、大事にしたくないからしないでいいよ」
≪ですが・・・≫
「私だって技術者の前に魔導師なんだよ、スノーホワイト。何かあってもすぐに墜とされるような真似だけはしない」
“スノーホワイト”を握り締めて山林の中を行く
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ