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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epico22竜の強襲〜The 2nd task force : Dragon Eyes〜
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たやつよね・・・」
外へ向かうように発せられた衝撃波の痕が今でも残ってた。あたしとすずかは屈んで、そっと指先でその窪みをなぞった。ヴィータが「へぇ。はやても言ってたけど、こんなところでも歴史ありなんだな」って感嘆して、あたしの隣に屈んで窪みを撫でた。
次は、あたしとすずかが初めてフェイトとアルフと初めて言葉を交わした、あの川。そこを訪れると、「この橋・・・」フェイトが川に架けられた橋を見てそう呟いた。アルフが「どうしたんだい、その橋が」って小首を傾げる。
「にゃはは。アルフは憶えてないんだね」
「何をだい?」
「あの橋、新しいでしょ」
「ん? ああ、そうだね。アリサ、それがどうしたってんだい」
「この橋、私が壊した・・・やつだ。たぶん。・・・悪い事しちゃったな・・・」
フェイトが心苦しそうに答えた。そう。前の橋は、フェイトの雷撃で焼け落ちた。その当時はジュエルシードの事で精いっぱいだったフェイト。だから橋なんて関係ない物だったと思うけど、今はきちんと悪い事は悪い事だって、罪悪感を覚えてる。
「ここであたしとすずかは、フェイトとアルフと会ったのよね。ま、会ったことは憶えていてもあたし達が名乗ったのは憶えてないでしょうけど?」
アルフの殺気はいま思い出すだけでもちょっと身震いするわ。
「あぅ。ごめん」
「どういうことです?」
フェイトが申し訳なさそうに謝ると、リインが訊いた。あたし達は、フェイトは事件後の別れの挨拶をするまで、あたし達の名前を憶えていてくれなかったことを話した。ここで名乗ってからどこかで会うたびにあたし達は名前を呼び合っていたのに、フェイトの頭には残っていなかった。うん、ちょっぴり寂しいわよ。
「あの時は色々あって、その・・・」
「にゃはは。解ってるよ、フェイトちゃん。けどもう大丈夫だもんね♪」
「うん。親友だから♪」
なのはとフェイトが笑顔を浮かべ合う。本当に仲が良いわよね。けど、「そうだよね♪」すずかも、「ま、あん時の事もいい思い出よ」あたしも参加。そして「おーい、わたしを忘れてもらっちゃ困るよ〜♪」シャルがあたし達4人に勢いよく抱きついた。
「なんや、ちょう疎外感があるなぁ〜」
「ですぅ〜」
「わたしもその時は眠りに付いてたから知らな〜い」
はやてとリイン、それにアリシアがそんなことを言うもんだから、「み〜んなも親友なのだ〜♪」シャルがあたし達を引っ張ったまままではやて達に突撃。はやてとリインは「わぁ!」シャルに押し倒されて、あたしとすずかは「のわっ!」ヴィータを押し倒し、なのはとフェイトは「ひゃ!」アリシアを押し倒した。
「まったく、何をやっているんだ、君たちは」
「もう。土だらけになっちゃって。早くお風呂
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