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新妹魔王の契約者〜龍剣使いの神皇帝〜
2巻
個室焼肉×滝川からの密談
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だが・・・・なるほどね、主従契約の歴史は古いらしいな。昔から使われていて、何度も改良が重ねられていたようだな。最初はただ互いの位置を把握したり、裏切ると呪いが発動するだけだったようだな」

「その口だと一真っちが結んだ主従契約は、かなり改良されたようだが今では忠誠や信頼が強まると主と配下も自分力が増幅する事が出来るようになった。主は配下の為に、配下は主の為に戦闘力が上がるんだ。だから高位魔族ほど、自分の力を大きくする為に主従契約魔法で配下を多く持とうとする」

「俺は創造神黒鐵と呼ばれているからな、主従契約魔法も俺用に改良をされまくりだからな。主従契約魔法、眷属を増やすという感じで思っていた。主を王とし、配下を下僕とする。俺達で言うなら眷属にする感じだが、俺ら流には戦闘力が上がるのは下僕になってからだがここでは違うようだな」

俺は飲み物を飲んだ後に、万理亜でさえ知っていた情報を俺に話さなかったらしいが俺は既に知っている情報だった。拠点で言う黒神眷属となったら、今までの力が増幅と共に力をコントロールするのが最初の鍛錬メニューだ。それと聖剣エクスカリバーを譲渡するので、今まで遠距離攻撃専門だった奴も剣術を体に叩き込まないといけない。黒の駒と主従契約魔法の違いは、敵の手に落ちた場合になったら情報漏洩を防ぐ為の役割も担っているそうだ。敵に捕らわれて主の足手纏いとなるとしたら、主に対する裏切り行為だからだ。

「ホントに一真っちは異世界から来たんだなー、どんな特性でも最大限の呪いを受ければ大抵は生きてはいられない。先代魔王の力を受け継いだ成瀬澪の特性だと危険と判断して、サキュバスの特性で契約した。余り楽しい話ではないが、高位魔族の中には自分で主従契約魔法を唱えず、わざとサキュバスの特性で契約を結んでいる奴がいる。長い時を生きていると、どうしても娯楽が欲しくなるようだ」

「娯楽、ね。性愛玩用なのか、女を薬漬けにするのと同じような感じにさせて『催淫』の快楽で縛る事か。確かに最悪な話ではあるが、その程度ならまだマシだと言いたいのだろう。最悪な輩だと、同じ趣味同士の奴と自分達の下僕を入れ替えて、わざと呪いを発動させる事で遊ぶ不逞な輩なんだろうな」

「その通りで身も心も捧げた自分以外の相手にされたら、立派な主に対する裏切り行為となる。自分の貞操を守れなかったら、自分の主以外の奴にされてしまうのがオチとなる。その背徳感で呪いが発動して、運が良ければ死ぬ事が出来るが、運が悪ければ余りの快楽漬けにされて正気を失う。だがまあ壊れた玩具には用はないんで、結局は処分されて新しい玩具が用意されるという無限ループなのさ」

「その腐ったお遊びの発案者はゾルギアで、監視役がお前に交代させたのはゾルギアの奴が澪を死ぬような真似をさせたら、ウィルベルトの力まで消滅し
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