暁 〜小説投稿サイト〜
新妹魔王の契約者〜龍剣使いの神皇帝〜
2巻
個室焼肉×滝川からの密談
[4/6]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
下という感じなのは、流石に知らなかったようだがこれについては他言無用だとおやっさんが厳重注意をした。異世界の神がこの世界に何の用か?そこについては触れなかったが、俺達は面白そうな外史があると行ってみたい性でもある。半分戦闘狂である俺は、既に平和となった拠点から他の外史に行くのが唯一のお楽しみとなった。

「そういえば一真っちに伝えておいた方がいい情報があるんだ」

「情報、ね。その情報は良い方なのか悪い方なのか?」

「一真っちは協力相手として充分に信用出来る相手だと思ったからな、一度手を結んだ以上は神と約束を破る真似をする程バカではない。一真っちがやってもらわないと俺も色々と危ういからな」

ま、俺との協定を破ればどんな状態になるか位は分かっていそうだから、ここからは真剣な表情をしながら肉を食べていた。ここは神である俺と魔族である滝川と話すので、おやっさんを下に行かせた。一応聞かれてはいけないもんという事は、おやっさんも理解していたのでここに来るであろう人物が来たらここに誘導してくれと頼んだ。

「こないだの公園の一件で、一真っちが俺との対戦で使った剣やその後に起こった事が現魔王派と穏健派にも情報が回ってしまったんだ。もちろん一真っちが使った剣については、調査中と言っといたがあの後に起きた俺らでも知らない化け物との戦闘を知ったのか、現魔王派は一真っちの事を何者なんだと言ってきた。それとドラゴンについてもだが、成瀬澪がウィルベルトから受け継いだ力に目覚めた可能性があると判断し、新しい監視役の派遣が決定された」

「新しい監視役という事は、お前は魔界に帰還しちまうという事か?それにしても対ドウター戦の事は、情報を諜報部が上手く揉み消したと思ったが意外にやるようだな」

前回戦闘後に起きた対ドウター戦については、魔界でも知られちまったらしいな。あれについては、周辺一帯を人払いの結界や魔法で何もなかった事にしたはずだが、あちらの諜報も侮れないな。戦力不足ではないが、滝川という協定を結んだ奴がいないと魔界側の事が知れなくなる。状況が読めない状態となったら、元々見ていたストーリー原案と俺の勘を頼るしかないと思った。

「いんや、俺の監視任務は継続されている。要は状況が動いた事で、念の為応援をを寄越した感じだ。何せ上は、成瀬澪が受け継いだ力をとにかく欲しがっているからな」

「なるほどな、ま、一つ安心したのはお前がいなくなる事だけは避けたかったがよかった」

「だが油断は禁物だ。この会話は聞かれてないが、他で聞かれていたら溜まったもんじゃないからな。それに監視の眼が増えたとしても、一真っちは俺の協力無しでもやっていける実力を持っている。俺より弱い奴が来るとは限らないが、一真っちと成瀬澪は主従契約を結んだばかりだろ?」

「そう
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ